ココロが絵 [共感のチカラ]

やまと絵師の吉本徹也さんは、こう言います。「描いているのは、自然の手になっているじぶん。ぼくの絵がいいんじゃなくて、見ている人がいいんです。」ふだん、私たちは美しい絵があって、それを見ていると思っています。が、実は「美しい絵」があるのではなくて、ココロが動くことが美しいのです。あなたのココロが美しい絵そのものなのです。

It’s resonance.(ココロが響くから)

決定力?[すべては、ふだんのチカラ]

スポーツでよく使われることば、決定力。プレッシャーのかかる場面で落ち着いてゴールを決められること。突然、決定力は出せません。そもそも、決定力という力は存在しないのですから。ふだんプラクティス(予行演習)していることができるのです。プラクティスは、じぶんが変化する過程です。その原点は、そのことをいつもふりかえることです。

Keep yourself composed.(平常心)

ことばの種は、あとから芽生える

父が他界するまでの5年間、「ひらがな文字盤」がふれあう場でした。父の左手を支え、指先がひらがなにふれるごとに、私が一音ずつ発音します。ことばは、声で、声は息でできています。息は身体のふるまいで、そのふるまいは、お互いが相手とふれあう小さな空間で生まれます。そこにできる、じかんのリズム。それが心であり、ことばです。

Live for others.

ふるまいで変われるじぶん

人間の入力系は何種類もありますが、出力系はひとつです。毎日のように出力することは、定型のループとして自動化(無意識化)されます。そこで 重みづけもつきます。重みづけが変わるようにじぶんをしむけてあげれば、見える世界は変わります。外の世界は変えられないけれど、じぶんの心は変えられます。考え方で世界は変わるということです。

You have power over your mind, not outside events.(外の世界は変えられないけれども、じぶんの心は変えられる)

いのちのつぶを注ぐ

日野原重明さんは言います。「からっぽのうつわのなかに、いのちを注ぐこと。それが生きるということ。」時間という入れ物に、いのちをふきこめばその時間が生きてくるのです。エンパシームは、ひと息ごとの声つぶを入れる「タイムカプセル」です。「いのちのつぶを注ぐ」思いをイメージして、大切なことばを育むじかんになります。

Pour your life moments into Empatheme.

Seed by Seed ③ [タネが育つ場]

イエスキリストが群衆に語った「種まきのたとえ話」は、ことばをタネに見立てます。ふさわしい場にまかないとタネは育ちません。声に出すことばは、タネまきとおなじです。1日をふりかえり、静穏の中に、タネをまく。声にだすと、じぶんの耳に届きます。タネの周りを手入れすることで、タネは芽が出て茎を伸ばし花を咲かせ、実を結びます。

Seed yourself.(じぶんにことばのタネをまけ)

じぶん・じかんプラクティス③(数学からのヒント)

継続は力なりと言います。続けることはどんな力になるのでしょうか?それは、チャンスの数を増やし可能性を広げる力です。数も時間も、人間の心の働きが生み出すもの。1、2、3と数える行為の中に可能性の数が宿ります。エンパシームは、チャンスをカウントする数の単位です。それは、じぶんのじかんをつくり、自覚を促す強力な味方です。

Count your “keep trying.”

じぶん・じかんプラクティス②(哲学からのヒント)

Time doesn’t flow.

時間の流れとは?身体的な運動を思い浮かべてみると「過去にした運動」は、もはや運動ではなく、想起された運動です。つまり、ことばによってつくりだした言語的命題。じぶんのじかんは、ことばによって生成されます。時間は流れ去るものではありません。ことばの世界にあります。だから、じぶんのことばでふりかえり、味わうことができます。

じぶん・じかんプラクティス①(物理学からのヒント)

Time doesn’t fly.

現代物理学によれば、現在という特別な瞬間は存在しません。時間の流れは、物理的な存在ではなく心の中で流れるもの。時間は情報を再構成する脳の働き。意識がつくりだす感覚です。左から右に矢印で示した直線の時間だけでなく、もっと自由に、じぶんの時間を上手に捉えてみましょう。その基本は、身体的な感覚にもとづいた、呼吸の時間です。

あんずのインスピレーション

あんずの花のエピソードです。想像が自由にかけ巡る。彼らと同じ土の上を歩き、同じ光に包まれ、同じ空気に触れて、夏に実るあんずの柔らかな手触りと、独特な風味を思い浮かべている。五感が共に働いて、いまというこのひとときの、じぶんを取り巻く空気が「想像の回路」になる。じぶんとは、想像の空気に包まれた身辺土壌のことなのだ。

I am inspired.