エンパレットのカテゴリー Inspire 発想

カギは未知へのひとり言にある|Dare to Suck—Ed Sheeran

創作とは、よい結果をめざして数を重ねることではなく、まだ何になるかわからない、未知ににじぶんを向け、「1」を重ねることです。エド・シーランは、320曲から13曲を残した結果ではなく、その一曲一曲を生み出す時に「Dare to suck」とじぶんに声をかけます。下手でもいい。そのひと言が、未知へ踏み出す原因をつくります。

Dare to suck.(下手をさらせ)

Three schoolgirls in uniform on a rainy street; one kneels to arrange study materials on the wet pavement while umbrellas shield them.

意味は後からできる(起きたことの意味を決めつけるクセ)|Unlearning ⑦

起きた出来事は変えられなくても、その意味まで固定されているわけではありません。そのとき失敗や無駄に思えたことも、経験が加わり、10年、20年とたつうちに違って見えることがあります。意味は後からできる。経験から学ぶからこそ、その見方に縛られず、「だったかもしれない」と余白をつくる。それがUnlearningです。

Meaning comes later.(意味は後からできる)

トライするから変わる(やる前に結論を決めつけるクセ)|Unlearning ⑥

やる前から「たぶん無理」と決めつけていませんか。30%のチャンスも5回あれば、少なくとも1回起こる確率は80%を超えます。しかも、トライすれば経験が生まれ、次の条件も変わる。感覚でつくった「たぶん」を確率と思い込み、じぶんで可能性を下げるクセに気づく。トライして、未来の確率を動かすUnlearningのプラクティス。

Trying changes the odds.(トライすると確率が変わる)

Woman with dark hair in a white blouse sits at a wooden desk by a sunlit window, writing in a notebook with a desk lamp nearby.

おかげさまです(自分だけが原因だと思い込むクセ)|Unlearning ⑤

私たちは、何かができるとその原因をじぶんの意志や能力、努力に求めがちです。でも、行為はじぶんだけで生まれません。環境が行為を可能にする「アフォーダンス」に目を向けることです。「おかげさま」と声に出せば、じぶんだけが原因という見方を外し、あたりまえで見えなくなっているものに気づけます。見方を切り替えるプラクティスです。

What made it possible?(何のおかげ?)

Hands hold a metal bucket with holes along the bottom as water pours out in thin streams onto a gravel path.

引き算せよ(足りないから足すと思い込むクセ)|Unlearning ④

うまくいかないと「まだ足りない」と思い、もっとやろうとする。でも、原因は不足ではなく、すでにある邪魔かもしれない。見えないボトルネックや、くり返しているクセに気づき、ひとつずつ減らしていく。足す前に引いてみる。減らすことで本来の力が働き、ゆとりや可能性が生まれてくる。じぶんの中に余白もできる。Less is more.

Less is more.(減らすことで、得られる)

A girl studies a shelf of jars labeled with self-improvement traits in Japanese, including habit formation, persistence, success, learning, mental strength, concentration, talent, willpower, and happiness.

〇〇なんてものはない(概念を実体だと思い込むクセ)|Unlearning ③

成功、習得、継続、習慣。ことばで名前をつけると、実体のないものも、ひとつの「もの」のように見えてきます。ことばは、そこにないものまで語れる人間の力です。だからこそ、名前と実際に起きていることを取り違えないこと。それはどういう状態か、実際に何をしたのかと問い直し、概念を実体と思い込むクセをUnlearningします。

There is no such thing. (そんなものはない)

Two young boys stand at a wooden counter in a shop, one explaining to the other near empty shelves.

答えは内側にある(答えを外に探すクセ)|Unlearning ②

教材やレッスンは買えても、能力は外から買えません。じぶんの内側に育つものです。それなのに、私たちは答えを外に、しかも先に求めがちです。じぶんで考え、やってみて、確かめる。そのプロセスからじぶんの答えが生まれます。答えは先にもらうものではなく、内側につくる。「答えは外」「先に聞くと得」という暗黙の前提を取り外しましょう。

No can practice for you.(だれも、じぶんの代わりに練習できない)

Young child walks along a dirt path through a sunny hillside meadow with wildflowers.

未知へ向かう力が、じぶんを変える|Aspiration ⑦ 

赤ちゃんは、生まれる前から耳を持っています。何も知らない、未知の世界に対して、すでに開いているのです。はじめの手の持ちの力「耳」からはじめの一歩を踏み出します。前に道があるから歩くのではなく、歩いた後にそこが道になる。私たちは皆、そうやって未知の中へ一歩を踏み出してきました。未知にじぶんを向ける力の源はそこにあります。

Aspiration. Life is becoming.(人生は、ねがいになること)

Young woman with a red shirt and ponytail gazing upward at an orange sunset sky.

夢は、後からできる|Aspiration ⑥  

あなたの夢は何ですか?私たちは何度もこの質問を受けてきました。でも、この質問はなかなか答えられない性質のものです。夢がないからではありません。多くの場合、後からふりかえって初めて気づきます。夢は未知。まだわからないから、夢。歩き始めて少しずつ夢ができてくる。何度もくりかえし、ことばにしていくうち、夢になってくるのです。

Aspiration is an act of self-agency. (ねがいは自覚のふるまい)

蓄音機と人間の不思議③|声音がタイムマシン

写真は光を残します。音は記録した振動をもう一度空気の波に戻して、はじめて声音としてよみがえります。100年前の声が、いま私たちの身体を震わせる。人の記憶も同じです。語ることで場所、人、気持ち、ことばが結び直され、過ぎた時間がいまに現れます。声とコンテクストを残すこと。それは未来からたどれるタイムマシンをつくることです。

Voice brings time back.(声音はタイムマシン)