エンパレットのカテゴリー Inspire 発想

ゼロ人称のじぶん ③ (思う以前に動いている)

悲しいから泣く、怖いから震える。そう思いますよね。でも、実はちがうのです。泣くから悲しい。震えるからこわい。心が先にあり、身体があとから動くのではありません。環境の中で身体が動く。その動きが気分を生む。気分が変わると動きも変わる。身体の状態がふるまいに現れる。ふるまいが身体の状態を変える。その変化の中で心が立ち上がる。

Sad because we cry. (泣くから悲しい)

流れ星とねがい ③ 「見える」とは?

琴座流星群、見られましたか?流れ星は特別な夜に現れるものではありません。夜、空を見上げる時、星は現れます。「見る」は、あなたの動詞。「見える」は、星の動詞。星の「見える」は、あなたの「見たい」によってひらかれます。しかも、目に映るだけでなく、心に留まり、想像へ変わる。見えるとは、相手があなたの心の出来事になることです。

Only in the darkness, you can see the stars.(暗闇の中で星は見える)

Unripe green peach resting on a leaf in soft light.

ピタゴラスのそら豆(とタイムカプセル)

ピタゴラスは音階原理の発見者です。1オクターブ、ドからドは音の周波数が2倍になります。音を整理して並べる法則。そこに、単純な整数比の美しさがある。音は自然現象、整数比は人間の概念。なのに、ぴたりと響きあっている。ピタゴラスの鍛冶屋伝説、そら豆伝説を紹介します。それらは、数と時間のカプセルという発想へひらいていきます。

Time is the soul of this world.(時は、この世界の心)

Oil portrait of a serious 19th-century man in a dark robe and white collar, with the caption 'Probability learns.' across the front.

行動が、確率を変える。確率は、あとからあなたを学ぶ。

「確率というと最初から決まっているもののように思いがちですが、そうではありません。新しい事実が加われば、見立ては変わります。発想を数理として切り開いたのが、18世紀イギリスの牧師トマス・ベイズでした。迷惑メールを通常ボックスに戻すという行為には意味がある。行為が確率を変える。見立てが変わる。その時、あなたも変化します。

Action changes the odds. (行為が確率を変える)

1本のロウソクになれ(ファラデーと最澄)

ファラデーは、ロウソクの燃焼と呼吸が体内で起きることは同じだと、実験で示しました。ロウソクを見つめるまなざしを空間へ広げ、見えない力は空間に広がると考えました。着想はのちにマクスウェルが理論化します。製本屋の徒弟から独学で科学を切り開いた彼は、自然に共感し、内側から想像し、実験によって見えないものを見ようとしたのです。

Be a candle.(一本のロウソクになれ)

種の中の種子が育つように(肉声のシードをまく)

柿の種の周りについたゼリー状の食物繊維を取り去ると、茶色いのツルツルの種がでてきます。が、それは柿の種でなく、種子を包む殻です。本当の種はその中にあります。茶色尾の殻は、いわば「芽生えの素」をいれたカプセルです。エンパシームも、おなじです。静穏の空気に声のタネ(Seed)をまいて、育てます。じぶんを育てるタネなのです。

Nurture your seeds.(タネを育てよ)

ひらめきの源泉 ④ 漱石のサイエンス=アート=プラクティス

中谷宇吉郎は、雪の結晶を「天からの手紙」と呼びました。そこには自然を相手と思いやる心があります。手紙は相手が時間をかけてつくったものが届き、それをひらく体験。相手の声の宿ることばがじぶんの心を浸していく体験です。「天からの手紙」着想の奥には師・寺田寅彦が、漱石の手紙を一つ一つ読み耽る風景の記憶があったのかもしれません。

I’m humbled and inspired.(ありがたく、はげまされる気持ち)

ひらめきの源泉 ② 漱石のサイエンス=アート=プラクティス

ひらめくには、感受性を磨くプラクティスがいります。いきなり、見えないものが見えるようにはなりません。微妙なふるまいに注意を向けること。無数の原因に思いを馳せること。配慮する心がいります。ひらめきに、科学的なものと文学的なものが別々にあるのではありません。見えないものに向かい、機微をとらえようとする働きがあるだけです。

Science and art are one in essence. (科学と芸術は本質においてひとつ)

ひらめきの源泉 ① 漱石のサイエンス=アート=プラクティス

夏目漱石の小説『三四郎』に「光の圧力を測定する実験」についての克明な描写場面があります。漱石はどのようにして「聞いたことも見たこともない実験」を現実味をもって描いたのか?タイムマシンでその場に訪れたつもりで、その種明かし。そして「見えないものを見ようとする」ためのインスピレーションの源はどのようにつくるのかを探ります。

Make unseen visible.(見えないものを見えるように)

流れ星とねがい②

流れ星をみようとすることとねがいを唱えることは、関係があります。流れ星がみられる一瞬の間、ほんの数秒の時間だからこそ、そのねがいを声にすることができるのです。ねがいとは、毎日、声にだしてみじかく、ひとことで唱えられることばです。いつも心にして、そのことばを声にだし、じぶんで聞くこと。たしかめるから、ねがいになるのです。

What is your wish?(あなたのねがいは?)