じぶんが葦になる
人間はひとくきの
それは自然のなかで最も弱いもの。だが、それは考える葦である。
「人間は考える葦」ということばでよく知られるパスカル『パンセ』の一節です。
「動物や植物とは違って、人間はよく考えることができるから、人間が自然の中でいちばん偉い」という意味ではありません。
エンパシームは、人間の自然な身体行為の流れの中に「間」をつくり、
それを日々のプラクティスに活かす発明特許メソッドです。
がんばろうとするのに、うまくいかない、続かない。
誰もが抱えている、この問題を克服するためにエンパシームは発明され、
メソッドとして使えるようになりました。
エンパシームをスマホアプリで無償で提供し、だれもが
「小さな間をつくる・じぶんをふりかえる・人とわかちあう」
習慣づくりの環境とメソッドを提供します。
上のアイコンからダウンロードできます。
ひと息の「間」から、自然な流れ。プラクティスの「姿勢、声、場の空気」を後でふりかえり、ふるまいが持続する「路」をつくる。エンパシームをつかって、人と大切なことばをわかちあう。
『アランブラ宮の壁の』 岸田衿子
アランブラ宮の壁の
いりくんだ つるくさのように
わたしは 迷うことが好きだ
出口から入って 入り口をさがすことも
* * *
スペイン南部のグラナダにあるアルハンブラ宮殿。
La Alhambraとつづります。ラ・アランブラのように発音します。
アラブ語の、夕陽に映える「赤い城」という意味です。
「ルーティンを忘れることもありますよ。」
あるテニスプレイヤーのコーチから聞いた話です。
コート、天候、対戦相手、自分の調子。いろんな状況がある。選手は状況に応じて心を落ちつけられることが大切。無意識にできるように、日々練習を積んでいる。決まった所作を繰り返して身につけることで、「覚えている」ということを忘れているかのように。それが、ルーティン (Routine) 、「作法」です。
私たちの日常にも、実は色々なルーティンがあります。例えば、歯磨き。わざわざ、覚えていなくても、忘れることはほとんどありません。覚えている、ということを忘れているぐらい、身についています。