その場になれば、思い出す。

日常生活のルーティン、例えば、歯磨き。覚えている、ということを忘れているぐらい、身についています。自分ひとりでやっているのではなく、環境と共に覚えているのです。寝る前、洗面所に行けば、自然に思い出せる。鏡や歯ブラシは、そこにあることで合図を出しています。思い出や想像も環境とやりとりによって、記憶として現れてくるのです。

You don’t need to remember all the things. They remember you. (なんでも覚えようとしないで大丈夫。まわりが覚えていてくれる)

いのちをいただいている

食べることの意味。それは、いのちのあるものを、いだたく、ということです。ふだん、あたりまえになっている、いちばん大切なことを忘れています。思い出しましょう。 Count you blessings。恵みの数をかぞえよ。その味わいの数を、本当に数え、数え直すことで、実感に形ができます。味わう力が養われるのです。

Count your blessings, again.

手にとって小さな変化が見えること

アリストテレスはこう言いました。「人間は物事を繰り返す存在。人生は習慣の蓄積からできている。」しかし、「習慣をつける」という行為は存在しません。ひとつひとつのふるまいがつながっていくことが、習慣になるのです。エンパシームはプラクティスの場をつくります。じぶんにむけて語ることばを後から手にとるようにたどることができます。

Make a small change.
(小さな変化を。)

変えられるのは、じぶんのいま。

日頃、思うようにならないことがたくさんあります。でも、身の回りの世界を変えることはできません。見方・聞き方・考え方変えよ、などと言われても、何をどのように変えるのか、わかりません。変えられるものがひとつだけあります。それはじぶんの、たった [ いま ] できる、小さなアクションです。ひと言を声にして言ってみることです。

You can only change your next action. (変えられるのは、次のアクションだけ)

素の力をひきだそう

『論語』の学習では、素読が基本でした。声に出して、ことばを読む。繰り返し、自分の声で出力することで、身につけるのです。文章の解釈、つまり「正解」を教わるよりも、まず、自分の中に取り込むこと。取り込んだ「声ことば」は自分の一部になります。そうして、いつでも引き出せるようにすることが「まなびの土壌」になるのです。

Keep it simple.

「じぶん」は対話でできている。

ふだん、ことばが先にあり、それを使ってやりとりするように思っていますが、他者との対話(ことば以前の対話)から、ことばが生まれてくるのであって、その逆ではありません。対話性があるから、そのように、ことばを獲得するのです。ひとりでも、相手にかけることばと共に生きています。じぶん自身が「内なる声の対話」でできているのです。

I am the dialogue with myself.(対話がじぶん)

声にもありがとう

音は気圧の変化、その繰り返しです。肺からの空気の上昇気流で声をつくります。空気がのど奥を通りぬける時、 声帯が振動します。さらに、のど、口、鼻など、身体内の空間を変化させると音が共鳴し、これに歯や舌を使って吐き出す風切り音があわさります。ことばは、声の身体運動。意識と無意識のあいだで織りなす、オトのつらなりです。

We all work together.

ねがいのドリル

電動ドリル、計算ドリル、マーチングバンドのドリル、避難訓練のドリル。ドリルとは、一点集中の反復練習です。電動ドリルが一点に穴をあけるように、ひとつのテーマに絞り、繰り返し練習すること。 避難訓練は、火事や地震に備えるという一点に集中した予行演習です。ねがいという一点に集中したドリルを可能にするのが、エンパシームです。

Stay engaged. (身をもって。じぶんにむけて)

習慣の作法(はじめ)

習慣の要素やモデルを知識で納得しても行動にはなりません。いえ、本を読んで満足すると、かえって行動に踏み切れません。習慣化には、具体的な身体作法が必須です。エンパシームは、具体的な身体行為の単位と作法を定め、そのガイドを組み込んだ、プラクティスのメソッドです。プラクティスを妨げる要因を見極め、じぶんの姿をふりかえります。

Make it simple.

水滴のじぶん

ペルシャの詩人、ルーミーのことば「じぶん自身が水滴であり、大海である。海の一滴ではなく、一滴いっぱいの海である。」私たちはふだん「私の体、私の心、私の命、私の健康、私の幸福、私の人生」というふうに、何でもじぶんの「持ちもの」のように思うことに慣れすぎ、身心は自然の一部であり、大きな力を秘めていることを知らずにいます。

You are the drop, and the ocean.