心の地図を歩いている(4) [勇気のとびら]

ことばを写すと地図になります。塑像してみましょう。修養の野原、共感の草原、想像の大空、記憶の海原。習慣の大地、時間の空気、気づきの森、勇気の尾根。作法の渓流、間あいの林、未知の星座、希いの群島。変化の崖道、夢の木漏れ日、センスの鰯雲、チャンスの水平線。あなたはいま、どこにいますか?地図を歩くと勇気のとびらが開きます。

Imagine your trail.(じぶんのトレイルを思い描いて)

心の地図を歩いている(3) [トレイルの楽しみ]

サン・アンドレアス大地溝帯の真上にある森林トレイルの路上に、ひらりと舞い降りた一匹の蝶!地図でじぶんが歩いたトレイルを指でなぞると記憶がよみがえります。英語のtrail は、大地に足跡ができるように、線をつなぐ、という動詞。トレイル空間にいるじぶん。身体内の脳にある「身体運動地図」。そこにじぶんの姿が写っています。

Imagine your trail.(じぶんのトレイルを思い描いて)

心の地図を歩いている(2) [脳の身体地図に世界が写る]

じぶんの指先がじぶんのものであることが、なぜわかる?身体部位のすべてが脳にマッピングされて(写されて)いるからです。脳には「身体の地図」があるのです。その地図上で、運動の感覚記憶が働き、想像するだけで、身体は動いていなくても、脳が活発に働きます。想像することは運動することなのです。世界とふれあうじぶんが脳に映っているのです。

Imagination is a map.(想像は、地図)

心の地図を歩いている(1)[体験のことばをマップに]

ふだん地図(マップ)と呼んでいるものは、場所の名前を写した絵です。英語のmapは、写すという意味です。大事なことだけを写しとった略画が地図。同じように、心の地図を想像してみましょう。心は、じぶんが世界とふれあう現象です。世界とふれあうことばで地図をつくってみたら、行きづまった時に、そのイメージが力をかしてくれます。

Imagine a map.(1枚の地図を思い浮かべよう)

I’m humbled. [心のとびらをひらく]

「I’m humbled. じぶんが謙虚な気持ちになれるという意味です。ありがたいと思える時。共感を抱く気持ち。物事を素直に受け入れる時、心のとびらがすっと開きます。humbleになれば、未知の可能性が生まれます。それは、じぶんに気づくこと。声に出して言ってみましょう。静穏の空気に声が響く時、humbleになっています。

共に食べている [じぶんを見る目が変われば世界は変わる]

草食動物は草だけ食べてなぜあんなに大きくなるの?お腹にセルロースを分解する微生物が住んでいてタンパク質をつくりだすからです。お互い助けあい、共に生きているのです。ふだん私たちは、ものごとをバラバラに見ることに慣れています。じぶんとのつながりで見ると、見え方が変わります。じぶん自身を見る目が変われば世界は変わるのです。

Change the way you look at yourself. Then the world will change.

Fun to Imagine (5)水のネットワーク② [密林の奥底から想像する]

マヤ文明やクメール文明は、忽然と密林に消えたのではありません。近年、空からレーザー光を照射するライダー測量によって密林の建造物を見られるようになりました。クメールは、水のネットワークで繁栄した文明です。気候変動による被害によって、給水システムが崩壊し、王国は衰退しました。そのイメージから想像を深めることができます。

Fun to imagine deep inside.(奥深くを再現する愉しみ)

Fun to Imagine (4)水のネットワーク① [見えないものを実感する方法]

水=H2O、ではありません。水という現象、ぜんぶを「水」と呼びます。人間がひとりで生きていないのとおなじように、水分子もバラバラではありません。水分子は動いており、つながりあっています。水は最も溶解力のある液体。物質を溶かし、じぶんのネットワークの中に包み込みます。細胞は小さな海。水のネットワークを想像する愉しみへ。

Water dissoves.(水の特徴は、溶かす力)

ポルケとパラケ [勇気のカギ]

「なぜ?」原因や理由を知ろうとするのは「あたりまえ」だと思っていますよね。ところが「なぜ?」には、意外な落とし穴があります。それは、簡単に探せる答えをあてはめてしまうことです。よくわからないことでも、じぶんで原因や理由をつくりだし、それをことばにして決定づけることになります。それを防ぐための、いい方法があります。

¿Para qué?(何のために?)