こわれて、はじめてわかる。
「失敗を恐れるな」は、よく聞くことばです。でも、すでに「失敗=怖いもの、よくないこと」という雰囲気が漂っています。本来、失敗は「恐れる・恐れない」という対象ではなく、学びのいちばん大切なプロセスです。気づかぬうちに「何も試さず、その機会を捨ててしまう」という選択肢を選んでいるのだとしたら、それこそが本当の「失敗」です。
Give it a try.(やってみよう)
「失敗を恐れるな」は、よく聞くことばです。でも、すでに「失敗=怖いもの、よくないこと」という雰囲気が漂っています。本来、失敗は「恐れる・恐れない」という対象ではなく、学びのいちばん大切なプロセスです。気づかぬうちに「何も試さず、その機会を捨ててしまう」という選択肢を選んでいるのだとしたら、それこそが本当の「失敗」です。
Give it a try.(やってみよう)
oǒ’boǒntoō (Ubuntu)
アフリカのズールー語で「ウブントゥ」ということばがありました。人の心を表す太古からのことばです。I am because we are.(じぶんは、みなと共にあるから、存在している)私たちは、だれひとり、ひとりぼっちではありません。そのような人間はどこにもいないからです。他者とつながっているからこそ、人間なのです。
Chance favors the prepared mind.(偶然は、準備された心に微笑む)
ルイ・パスツールのことば「偶然は、準備された心に微笑む」。「準備する」とは何をしたらよいのでしょうか?実は、何もいりません。近づいて、触れてみること。身のまわりに目をむけること。こころを開いて、おきるかもしれない、と思っていること。そのようにして、毎日少しずつ手入れをしていると、たまたま、いろいろなことが起こります。
ソクラテスの「汝(じぶん)を知れ」ほど、ほとんど正反対の意味に受け取られていることばはありません。「じぶんを知れ」とは、知ったつもりになることではなく、また「自分には、その知識がない」ということでもありません。じぶんを知るとは「じぶんは知らない」ということに気づき、それを声に出していつも思い出せるようにすることです。
Say you don’t know it.(じぶんが知らないことを、そのまま、知らないと言う)
ルソーのことば「私たちは、二度、生まれる。一度目は存在するため、二度目は生きるために。」二度目の「生きる」とは、世のため、人のために生きる自覚をみずから育てるという意味です。自分を大切にして、他者、社会を幸せにするように生きることが喜び。他者への共感が自己を学ぶ基礎であることに気づく時、勇気が自然に湧いてくるのです。
We are born twice over, into existence and life.
ことばの原点は身体を使ってセリフの出し入れすることです。声に出す行為が、音とイメージをつなげます。その妨げになるものは、気づかずにしている「思い込みやクセ」です。例えば、日本で広く浸透している「英語を日本語の単語に置き換えて、文字で覚える勉強」もそのひとつです。そのことに気づけると「ことばのつながり」ができてきます。
Unlearn some of your current practice that hold you back from learning new things. (学びの妨げになるクセをなくそう)
言語の本質は「つながり」にあります。言語の習得は単に単語を覚えることではありません。知っていることばを使えるようにすることです。英語のコーパス(単語の出現頻度など、構造的に捉えた大規模データベース)を捉え直し、ことばを使えるとはどういうことなのか、日常会話における言語の基本「セリフ」を具体的に掘り下げてお話します。
Look at it differently.(視点を変えよ)
ことばが、よりそう?聴き慣れない表現ですよね。これは、言語の本質を科学的に捉え直し、私たちが使うことばの最大の特徴を追究する話です。英単語をたくさん知っているだけでは、英語を自在に使えるようにはなりません。なぜでしょうか?このシンプルな「なぜ?」にこそ、ことばの本質があります。「ことばはつながる。つながるからことば。」
Learning is making connections.(学びは、つながりをつくること)
コミュニケーションとは「思いを考えを伝えること、相手の言うことを理解すること」ではありません。脳内にことばの在庫のようなものがあり、それを選んで表現し、伝達するかのように思いがちです。が、実は、相手とじぶんが「つながる状況」できるからこそ、その都度、ことばがつながりをもって紡ぎ出されるのです。それがコミュニケーション。
The world is mindful.
救命看護師のジョンさんからのお便り。「先日、父が急逝した。両親は、ぼくらこどもたちがそばにいるだけでボーナスだといつも言っていた。それが思い出されて、これ、エンパシームだなって思ったよ。」ジョンさん一家は、寄りそうことばをくりかえしかけあうことで、息子グラント君の障害を特別なことではなく「ふつうのこと」にしています。
Everyday is a bonus.(毎日がボーナス)