身体で覚える (後編)

小脳は運動制御にとどまらず、高次認知機能で活動しています。脳の外側にあるものをまねること、言語にも思考にも深く関わります。学習の秘訣は、もっと身体を使い、小脳を活かすことです。それは、すべての学びに共通する秘訣です。ところが私たちの勉強方法は文字を読むことに大きく偏り、せっかくの身体・小脳も使わないままなのです。

Learn to practice, practice to learn.(プラクティスを学び、プラクティスで学びを身につけよ)

身体で覚える (前編)

勉強というと黙って教科書を読み、ノートに文字を書くこと?文字による知識の習得が勉強、そんなイメージが強いですね。でも、勉強も学習、練習の一部。また、頭(脳)も身体の一部です。私たちは勉強とか学習ということばを聞くと、つい、読んで文字を覚えることばかりを思い浮かべてしまいますが、本来、学びは身体を使ったプラクティスです。

Practice Every Day. (毎日が、プラクティス)

おくりものは共感体験

絵本『わすれられないおくりもの』。アナグマからの贈り物は、残してくれた「声のことば」です。ひとりひとりが思い出して、生活に活かせる「ことば」です。ことばは、共に過ごした時間の結晶。共に感じた体験が、いつでも、現れてきてくれることです。みんなの心の中にアナグマは生きています。みんなが思い出すという行為の中に生きています。

I’m always with you.

親切・Kindness・近くに寄りそうこと

親切。切るという字をつかうのは?刃物に触れるぐらい、身近か、という意味から。親切にするとは、相手に近づいて、 手を差し伸べたり、寄りそうことです。互いに近くに感じられる時が、親切な心。一方的に「近い」ということはありません。何かをしてくれても、共に歩むだけで。何をしてあげられなくても、そばにいるだけで、親切になれます。

No act of kindness is ever wasted. (親切は、決して無駄にならない)

発明は必要の母 ③(エンパシームアプリの母)

大切な時間だけ、カプセルにつめられたら、いいな。そうしたら、じぶんがタイムマシンになれる。素敵な思いをいつでもとり出せたら、いいな。そうしたらどこでもドアを持ち歩ける。聞こえないもが見えたらいい。見えないものが聞こえたらいい。触れているものに気づけたらいい。想像に包まれて、手を動かしてカタチを描く時、そよ風がおきます。

See what you hear.(聞こえるものが見える)

発明は必要の母 ②(では、発明の母は?)

発明の母は、ねがいです。ねがいとは、あれが欲しい、これが欲しいという欲望のことでありません。じぶんがそうありたいとねがうことです。そのような思いを表す英語に、aspirationということばがあります。「息を吹きかける」というラテン語から来たことば。ねがいを息吹のように吹きこむこと。声に出すねがいがあなたの発明になります。

Aspiration is the mother of invention. (ねがいの息吹が発明の母)

発明は必要の母 ①(あれ、反対じゃないの?)

アメリカ建国の父、初代大統領ジョージワシントンは「特許のしくみ」の父でもあります。発想する営為を特許システムというしくみにしたのです。ところで「必要は発明の母」と言われますが、真実はむしろその逆です。必要かどうかもわからない時にこそ、新しく発想し、「もしかしたら」をカタチに変えるのです。発明が必要性が生み出すのです。

Invention is the mother of necessity.(発明は必要の母)

勇気の文法 ③ (後からできる)

勇気は正解があると思うと出てきません。答えを教えてもらうことではなく、じぶんで行動することで後からできてくるものです。私たちはふだん「勇気があるから行動できる」と考えがちですが、話は逆です。ことばも文法書で覚えた人がいないのとおなじように、プラクティス(やってみること)で身につけるのです。勇気の素を手入れをするように。

Courage happens when you don’t know the answer. (答えがわからないから、勇気になる)

勇気の文法 ② (いきなり勇気は出てこない)

勇気を出してガンバレ!それができれば苦労はない。こんな思考パターンになっていませんか?勇気はいきなり出てきません。勇気のタネが芽生えるのは、意識せずにできるふるまいの中。「じぶんが気づいてないこと、何だろう?」と、ことばを声にして、じぶんにたずねることです。答えを聞くのではなく、じぶんに問いかける行為が勇気の源です。

Courage doesn’t happen when you have the answer. (答えが決まっていたら、勇気は出ない)

勇気の文法 ① (一歩を踏む)

勇気に文法があるの?はい。でも文法は、本を読んで覚える知識ではありません。プラクティスして身につけるふるまいが文法です。勇気は、怖いもの知らずのことでなく、一歩を踏み出すことです。それは、「やればできる、でもやらない」じぶんに気づくこと。その一歩だけでいいの?はい、「一歩しか歩けない人」はいません。一歩を踏むことです。

I am encouraged.(勇気づけられる)