マインドフルとは、じぶん自身の友になること

マインドフルネスとは?瞑想?心身の健康法?マインドフル (mindful) とは、気づかうこと、じぶんに配慮することです。じぶん中心になることではありません。その反対です。じぶん自身に心を向けるとは、じぶんを相手にして、見まもることです。無理に意識して、がんばることではありません。じぶんを気遣うひとことを言うことです。

How am I doing?

ひとりだけではない(ジョンレノンと孔子)

私たちは、じぶんだけ夢を見ているのでしょうか?いいえ、おなじように夢を見ている人がいます。 私たちは、みなひとりひとりだけれども、決してひとりぼっちではありません。 共に感じる心でつながっているのです。ジョンレノン「イマジン」と孔子「論語」に共通のことば。じぶんを信じて生きなさい。 必ず、共感する人がいます。

I’m not alone.(ひとりぼっちではない)

すぐにイメージできることが、わかる

「わかる」という感覚は、じぶんとつながりがつくこと。関連づけ、結びつきができることです。英語のUnderstandは「対象する物事や相手の、下に立つ」「相手の身になって関わる」という意味から来ています。対象となるものごととじぶんを結びつける、具体的な身体体験。それを後からイメージができることが「理解」になるのです。

You only understand something relative to what you already understand.

じっとする、を学ぶ。(Be still.)

寿命の方程式:寿命は体重に正比例し、同時にエネルギー消費に反比例する。エネルギーの浪費は寿命の縮めます。休む時間。静かにする時間が、寿命を支える一部。イーグルスのドン・ヘンリーさんは歌います。「走り続けるだけじゃいけない。「Learn to be still. 静かに、じっとすることを学ぶこと。静穏を身につけること。」

Learn to be still.(じっとする、を学べ)

AIってこわいの?(Chat GPTもおなじです。本質に気づくには)

AIは怖いものか?人間は鳥のよう飛べないし、魚のようにも泳げない。でも怖いわけではない。みんな、ちがう存在だから。人間は人間、AIにはAI。AI は、人間がつくるものであり、代わりに生きてくれるものではない。大切なことは、力をあわせること。怖いという気持ちは人間の心。共にある、という心をもてば、怖いも怖くない、もない。

You’re not alone.(だれもひとりぼっちじゃない)

目的は、ねがいの中にある

生きる目的は何か?このような質問されると、どこかに答えがあり、それを求めて探すべきことのような気になります。ところが、カントは明快にこう言います。「人間は何のために存在するのかという問いは、そもそも無意味である。じぶん自身の中にいちばん大切な目的がある。存在しない設問を立てて迷ってはいけない。目的はねがいの中にある。」

The purpose of life is a life of purpose.(人生の目的は、ねがいを育てて生きること)

Fun to Imagine (3) 未来はチャンスとトライの組み合わせの妙

日常の出来事は、偶然で不規則な現象に満ちいています。物事が起きた後に説明はできても、事前に予言することはできません。でもそうであるからこそ、確率的に捉えることができます。じぶんで決めつけてしまわず、トライすることで確率は変わります。くりかえし続けることで自然の理が味方になります。未来はチャンスとトライの組み合わせです。

It’s the number of chance taken.(思い切ってやってみる数)

雨降って地固まる

長い間旱魃が続き、土地も干上がっていたカリフォルニア。この年末年始、それが一転して暴風雨に見舞われました。各地で洪水の被害。ワインの産地ソノマでも葡萄畑は水浸しになりました。あるワイン生産者はこう語ります。「暴風雨による浸食は問題ですが、ブドウ畑に発生するフィロキセラ(害虫)の発生を抑えられます。だから恵の雨ですよ。」

Adversity strengthens the foundations
(雨降って地固まる)

水滴のじぶん

ペルシャの詩人、ルーミーのことば「じぶん自身が水滴であり、大海である。海の一滴ではなく、一滴いっぱいの海である。」私たちはふだん「私の体、私の心、私の命、私の健康、私の幸福、私の人生」というふうに、何でもじぶんの「持ちもの」のように思うことに慣れすぎ、身心は自然の一部であり、大きな力を秘めていることを知らずにいます。

You are not a drop in the ocean. You are the entire ocean in a drop.(じぶんは海の一滴ではなく、一滴いっぱいの海である。

ものにささえられて(じぶんに気づく)

じぶんひとりが頑張っているのではない。じぶんと共にあるものがある。それは、エンパシーです。「相手」を感じること、ふれあっていること。共感の相手は人間に限りません。光も水も風も、じぶんの相手になり、共にある時があります。私たちはつねに、いろいろな物事に支えられている。そのことを思い出す時、じぶんの存在に気づくのです。

When you unlearn yourself.