心は不思議
井上円了は生涯をかけて宇宙と心の「不思議」を探求し、その哲学を全国津々浦々、5400回人々に語りかけました。自然にふれて、不思議を学ぶのです。未知にふれると想像がわきます。わからないものがある、ということを教えてくれる。その自然に包まれて生きているのに、それを忘れている。心をひらけば、世界の不思議に気づかされます。
Open up your heart.(心をひらいて)
井上円了は生涯をかけて宇宙と心の「不思議」を探求し、その哲学を全国津々浦々、5400回人々に語りかけました。自然にふれて、不思議を学ぶのです。未知にふれると想像がわきます。わからないものがある、ということを教えてくれる。その自然に包まれて生きているのに、それを忘れている。心をひらけば、世界の不思議に気づかされます。
Open up your heart.(心をひらいて)
道を共に歩む力。それは、ひとりではなかなかできないことをできるようにしてくれます。楽しく身体を前に進めてくれます。楽に身体を上にもちあげてくれます。ふだん、道なんて「あたりまえ」だと思っていますよね。でも、道があるからこそ、「共に歩む」ことができるのです。一本のおなじ道を共に歩く時、自然に、わかちあいになります。
Walk alongside each other.(互いの心によりそって)
めぐりあいは不思議。心がひらいているといろんなことが起きます。生き物との出会いもおなじ。おなじ目線にして静かに待ちます。その場の空気の一部になることです。急に近づこうとせず、ほんの少し、待ちます。撮るのではありません。見るというよりも、聞こうとすることです。出会った時に、じぶんの心がひらいていたかどうかがわかります。
Be open. You’ll come across the unknown.(心をひらくと、未知に出会える)
道は、歩くだけではありません。道にそって、ふりかえることができます。道の途中で起きたことを思い出すことができます。例えば、こう考えることもできます。トレイルがあるから、歩んでいける。くりかえせる。ひと休みできる。たどりつける。ふりかえれる。やりなおせる。めぐりあえる。わかちあえる。トレイル感が身につくと楽しくなります。
You remember the trails you walked.(じぶんで歩んだ道を思い出す)
道のほとんどは、まっすぐでも平坦でもありません。だからこそ、目標にたどりつくことができます。山の道をまっすぐ登るのはとても困難です。道がゆるやかに、ぐるぐると進ませてくれるからこそ、すこしずつ登っていけるのです。ふだんの生活も、道とおなじです。ものごとは、急に達成しません。すこしずつ、順に進むからこそ、上達するのです。
All you need to do is keep going.(大切なのは、歩み続けることだけ)
道があるから、ひと休みできます。道を進んでいるから、ひと休みになります。道を進んでいなかったら、ひと休みとは言いません。ひと休みは、やめることではありません。続けていくために、ひと休み。木陰で水を飲んでいると、馬にのって共に山路をゆく人に出会います。後ろ姿もさっそうとしています。急ぎすぎず、ゆっくり、しっかり、着実に。
Take a rest. And go on.(ひと休みして、行こう)
道はつながっている。ものではなく。道はたくさんある。たった一本ではなく。道は曲がっている。いつもまっすぐ、ではなく。道は反対向きにも歩ける。いつも一方向、ではなく。道は起伏がある。いつも平坦、ではなく。道は仲間と歩ける。いつもひとりではなく。道は景色の中にある。道だけではなく。道はふりかえれる。歩いて終わりではなく。
Practice is life.(プラクティスが人生きること)
道があるから歩むことができる。道をたどっていくことで迷わずに進める。ある地点にたどりつくことができる。だんだん高いところへも登っていける。一本の道にいくつもの自由が生まれます。そして、その一本が次の道、別の道につながり、そうやって世界が広がっていきます。歩む時間が、つながりをつくり、じぶんの中に意味を生み出すからです。
A path is a way of making sense of the world.(道とは世界の意味を見出す方法)
想像力は、人間に備わった最も大切な能力のひとつです。というより、私たちは、つねに想像しながら生きています。生きていることの一部。自然の想像力を生きている。想像しながら生きていることは、自然の想像力そのものなのです。ファインマン博士のエピソードから、その一端を垣間見て、じぶんも実験して、想像をたのしむことができます。
Fun to Imagine.(想像は、たのしい)
英文法の冠詞「aとthe」を題材にした、意外なお話です。名詞につけるというけれど、どう見ても、aやtheの後ろにものの名前がくっついています。声に出す時、aやtheを先に言いますよね。ことばは発声の順番にしか話せないし、書けません。文法の説明は時間を無視した、現実にはありえないことを言っています。どういうことでしょう?
That’s the thing.(まさに、それ)