Empathemian 『Toni con su Calçot』

バルセロナの冬の風物詩、Calçot (カルソッツ)。
スペイン・カタルーニャ地方の郷土料理「焼きネギ」。

炭火で真っ黒に焦がした太い長ネギ。
片方の手で、焦げたアツアツの外側部分をつかみ、もう片方の手で内側の芯をスルリと抜き出します。
ぶらぶらするネギの下先をロメスクソースに浸し、天をあおぐようにして、口の中に差し入れます。

とろけるような甘み!
ロメスクは、アーモンド、ガーリックとオリーブオイルでつくる、特製ソースです。
絶妙のとりあわせ。

トニ・ブイラさんは、言います。
「上達してくるとね、指先以外は黒くならない。
その辺を散らかさないで上品に食べられるようになるよ。
ワイン?
こうやって飲むんだ。みんなで回し飲みしてね。
だんだん、手を離していっても大丈夫。
ワインの軌道を身体で覚えるんだね。」

「はじめ思い切ってやらないと、顔や体がびしょびしょに濡れちゃう。
勢いがいるよ。見よう見まねでやってみればいい。
思い切ってね。
ほら、はじめて自転車に乗った時のことを思い出してさ。」

アインシュタイン博士のことば。

Anyone who has never made a mistake has never tried anything new.(失敗したことがない人とは、何も新しいことをトライしたことのない人)

そうです。
トライの証です、ワインが顔を濡らすのは!

ジャンニ・ロダリも、こう言いました。
Mistakes are necessary as useful as bread (失敗は、欠かせない日毎の糧)

すべては失敗からはじまる。

出典・参照:『英プラ』 トレイル 1 (34) Care、 トレイル2 (59) Learn、以下のエンパレットなど

こわれて、はじめてわかる。

LESS IS MORE (8) 勇気を生むには?

FUN TO IMAGINE (3) 未来はチャンスとトライの組み合わせの妙

(34) Care

(59) Learn

(66) Happen

「ジャンニ・ロダーリ」