じぶんとは、環境も全部ひっくるめて、じぶん。

ふだん私たちは、身体は内側、環境は外側と、区別しています。でも、内と外はつながっています。空気に包まれているから、呼吸をしたり、会話したりできるのです。空気とじぶんは一体のもの。下條信輔さんはこのように言います。「環境は記憶の外部装置。他者の存在から意識は生まれる。」じぶんとは、環境も全部ひっくるめて、じぶんなのです。

I am a product of my environment.(じぶんは環境の産物)

ケアする世界をケアする

佐伯胖さんは「共感は、自分自身を空っぽにして、そっくりまるごと、相手の中にはいってしまうこと」だと言います。「相手が見ているモノ・コトを、相手の視点から見て、思わず、自分もそのようにふるまいそうになること。保育も「こどもをケアする」といった「上から目線」ではなく、相互的な関わりで、こどもがケアする世界をケアすること。」

Caring with compassion.

結びつけることば [アインシュタイン博士の=]

アインシュタイン博士のことば「E=MC^2」。物質とエネルギーという、それまで別々の概念だと思っていたことが、実は入れ替え可能な「ひとつの大きな概念」の別々の表現だったことに気がついたよ、という意味なのです。物事を結びつける想像の働き、共感。アインシュタイン博士は、その力を活かし、宇宙とのふれあいの中にひらめかせたのです。

Empathy connects you with others.

無意識の力を活かす方法

エンパシームメソッドは、人間に備わった「適応的無意識」のふるまいを起こし、自然な流れで記録し、ふりかえる方法です。自然な身体行為の中にあらわれる、意識で捉えられそうで捉えられない、意識と無意識のあいだの「縁」を捉え、それをとりだして利用できるようにしたデータ「エンパシーム」。じぶんのため、みんなのため、広く活用できます。

Collect your liminal pieces.(無意識のふちをあつめよう)

放てば手に満てり

誰もが難解だとする正法眼蔵。多くの解説書もあり、意味を知ることはできますが、それでは実感がわきません。実感は、じぶん発(原因)でも、じぶん着(目的)でもなく、そのわけへだてを放って、共感の心から物事に関わる気持ちになって、はじめて湧いてくるものです。正法眼蔵とは、「共感の世界」の中に生きている、それに気づくことなのです。

Let it go.

色つぶを使ってプラクティス

メタファーとは、直接感じられないものを、間接的に感じられるようにする方法。何かに見立てる、見えるものに置き換えることです。知っていることを素材にするから想像ができます。想像のツールがメタファーです。エンパシームは、身体所作や声を色のつぶのメタファーで表します。なじみのある色つぶのメタファーで、プラクティスをしやすくします。

Practice Empathemes.(エンパシームをつかってみよう)

修養と共感のイノベーション (3) エンパシームでひらく路

テクノロジーも小さな身体所作の友になり 、じぶんを育てる修養の手助けになるために、エンパシーム (Empatheme) は編み出されました。エンパシームは、毎日のプラクティスで「じぶん自身の後ろ姿をそっと写す鏡」の発明。また、声のカプセルをわかちあって、 身近な社会で広く活用できるメディアです。

修養と共感のイノベーション (2) エンパシームでひらく路

ネット社会は、気づかぬうちに、何でも操作して「正しい答え」が入手できるかの ような錯覚を持ってしまうほどの、大きな影響をも たらしています。テクノロジー に依存しすぎるのでもなく、また、敬遠するのでも なく、日常生活の中で、じぶんをふりかえり、 他者と共感しあえる力を育むことが求められいます。

修養と共感のイノベーション (1) エンパシームでひらく路

人間と機械が共に働き、自然な流れで「間」 をつくり、ふだんは気づいていない人間の力 を引き出す方法「エンパシームメソッド」。9 年あまりの研究開発をへて、日米で発明特許を取得。エンパシームは、修養のイノベーション。「姿勢の鏡」でじぶんをふりかえることによって、身をもっておこない、心を養う習慣を身につけます。

共に働くしくみ

ネット・スマホ・AI時代。世界規模のテクノロジーとビジネスの社会は、私たちの生活から想像することがむずかしくなっています。テクノロジーは本来、人間と対峙するものではありません。技術は、自然の恩恵に授かるために人間がつくりだしたものです。従属するのでも、させるのでもない、 共にあり、共に働くという思想が必要です。

We work together.