じぶんで考えるヒント(マプア大学にて)
We are made by nature.(人間もテクノロジーも自然発)
「AIは脅威ですか?」マプア大学工学部でオンライン講演の際、ひとりの学生からの質問。AIは、人間の生み出す複合的なテクノロジー。怖いと感じるのは人間の心。AIの中核はコンピュータによる最適化計算。複雑な物事を捉えようとする人間の営みであること。人間がつくりだしているものに、じぶんがどのように向きあうか。そのための姿勢。
We are made by nature.(人間もテクノロジーも自然発)
「AIは脅威ですか?」マプア大学工学部でオンライン講演の際、ひとりの学生からの質問。AIは、人間の生み出す複合的なテクノロジー。怖いと感じるのは人間の心。AIの中核はコンピュータによる最適化計算。複雑な物事を捉えようとする人間の営みであること。人間がつくりだしているものに、じぶんがどのように向きあうか。そのための姿勢。
マイアミで茶会をひらく梶昭彦さんはこう語ります。「無心?大そうに語れるようなことは何もありません。ただ、どんな粗末な場所でも、お茶を飲んでくれる人がいたら、精一杯、おいしいお茶を点てたい。その時に無心になっているというのはありますね。」美味しいお茶があるのではありません。相手があるから、あなたが飲むから美味しいのです。
Serve others.(みなのために)
髪の毛は身体の一部。でも、自分ではまったくコントロールできません。これから髪を伸ばすぞ、などと言ったりもしますが、それは自然に育つのを待つだけです。植物とおなじですね。できることは、手入れをするだけです。見守って、ケアする、相手として。いつも、いっしょにいて、頭を守ってくれる。私にスタイルをつけてくれる友です。
You are not alone.(ひとりじゃない)
やまと絵師の吉本徹也さんは、こう言います。「描いているのは、自然の手になっているじぶん。ぼくの絵がいいんじゃなくて、見ている人がいいんです。」ふだん、私たちは美しい絵があって、それを見ていると思っています。が、実は「美しい絵」があるのではなくて、ココロが動くことが美しいのです。あなたのココロが美しい絵そのものなのです。
It’s resonance.(ココロが響くから)
スポーツでよく使われることば、決定力。プレッシャーのかかる場面で落ち着いてゴールを決められること。突然、決定力は出せません。そもそも、決定力という力は存在しないのですから。ふだんプラクティス(予行演習)していることができるのです。プラクティスは、じぶんが変化する過程です。その原点は、そのことをいつもふりかえることです。
Keep yourself composed.(平常心)
父が他界するまでの5年間、「ひらがな文字盤」がふれあう場でした。父の左手を支え、指先がひらがなにふれるごとに、私が一音ずつ発音します。ことばは、声で、声は息でできています。息は身体のふるまいで、そのふるまいは、お互いが相手とふれあう小さな空間で生まれます。そこにできる、じかんのリズム。それが心であり、ことばです。
Live for others.
日野原重明さんは言います。「からっぽのうつわのなかに、いのちを注ぐこと。それが生きるということ。」時間という入れ物に、いのちをふきこめばその時間が生きてくるのです。エンパシームは、ひと息ごとの声つぶを入れる「タイムカプセル」です。「いのちのつぶを注ぐ」思いをイメージして、大切なことばを育むじかんになります。
Pour your life moments into Empatheme.
イエスキリストが群衆に語った「種まきのたとえ話」は、ことばをタネに見立てます。ふさわしい場にまかないとタネは育ちません。声に出すことばは、タネまきとおなじです。1日をふりかえり、静穏の中に、タネをまく。声にだすと、じぶんの耳に届きます。タネの周りを手入れすることで、タネは芽が出て茎を伸ばし花を咲かせ、実を結びます。
Seed yourself.(じぶんにことばのタネをまけ)
継続は力なりと言います。続けることはどんな力になるのでしょうか?それは、チャンスの数を増やし可能性を広げる力です。数も時間も、人間の心の働きが生み出すもの。1、2、3と数える行為の中に可能性の数が宿ります。エンパシームは、チャンスをカウントする数の単位です。それは、じぶんのじかんをつくり、自覚を促す強力な味方です。
Count your “keep trying.”
Time doesn’t flow.
時間の流れとは?身体的な運動を思い浮かべてみると「過去にした運動」は、もはや運動ではなく、想起された運動です。つまり、ことばによってつくりだした言語的命題。じぶんのじかんは、ことばによって生成されます。時間は流れ去るものではありません。ことばの世界にあります。だから、じぶんのことばでふりかえり、味わうことができます。