Empathemian, Stanford Dish Loop Trail

日野原重明さんは『十歳のきみへ』でこう語ります。

「寿命とは、生きることに費やすことのできる時間です。それは、生まれた時に、平均寿命に見合った時間をぽんと手渡されるようなものではありません。わたしがイメージする寿命とは、手持ち時間をけずっていくというのとはまるで反対に、寿命という大きなからっぽのうつわのなかに、せいいっぱい生きた一瞬一瞬をつめこんでいくというイメージです。」

からっぽのうつわのなかに、いのちを注ぐこと。それが生きるということ。

「時間というのは、ただのいれものにすぎません。そこにきみがなにをつめこむかで、時間の中身、つまり時間の質がきまります。きみがきみらしく、いきいきと過ごせば、その時間はまるできみにいのちをふきこまれたように生きてくるのです。」

時間にいのちをふきこめばその時間が生きてくる。

「人と人が思いやりをもって励ましあい、支え合っていくことが、じつは人生の中でいちばんすてきなことなのです。」

「アルフレッド・シュバイツァー博士は言っています。「わたしたち人間は、生きようとする意思をもったすべての生きもののなかの、ひとつだ。」

「いちばん大切なものは想像力です。想像する力が弱くなることが、いちばんこわいことです。」

エンパシームは、共感の素。ひと息ごとのつぶ。 エンパシームをつめていくと、ひと時の時間[ いま ] ができます。いのちのつぶを注ぐイメージをもつ手助けになります。

出典:日野原重明『十歳のきみへ・九十五歳のわたしから』