私たちはみな、限定的なじぶん。
近年、行動経済学の研究は、人間の思考のバイアスを明らかにしてきました。人間はいつも合理的な選択をするわけでありません。合理性も、自制心も、利己心も、限られています。私たちはみな「限定的なじぶん」なのです。でも、悲観はいりません。人間に備わった共感の力、じぶんをケアする心で、じぶん自身の限定に気づくことができます。
We are all limited self.(人はみな限定的なじぶん)
近年、行動経済学の研究は、人間の思考のバイアスを明らかにしてきました。人間はいつも合理的な選択をするわけでありません。合理性も、自制心も、利己心も、限られています。私たちはみな「限定的なじぶん」なのです。でも、悲観はいりません。人間に備わった共感の力、じぶんをケアする心で、じぶん自身の限定に気づくことができます。
We are all limited self.(人はみな限定的なじぶん)
The only way to have a friend is to be one.(友人を得る唯一の方法は、自らが友となること)エマーソンのことばは響きます。「すばらしい師、先生、コーチが欲しい。有望な弟子、教え子が欲しい。思いやりのあるパートナー、支援者が欲しい。」いえ、そうではなく、じぶんから友になることです。
The only way to have a friend is to be one.
修養は身をもっておこない、心を養うこと。習慣をつくることは、じぶんが変わるように、しむけること。だからどうありたいか、ねがいの方向づけが大切です。じぶんは「どのようなおこない」をする人になりたいか、を表すことばがその方向づけになります。なりたいじぶんを表すことばをひとこと、じぶんにむけて声にして、じぶんで聞くこと。
Be a doer.(する人になれ)
やわらかい頭とは?「やわらかい」とは脳の神経細胞どうしが新しい「つながり」をつくること。ことばを発することで脳ニューロンが発火し、パターンがくりかえされることで、つながりができます。脳はもともと、やわらかいのです。脳が新しいつながりをつくればつくるほど、脳の可塑性(Neuro-Plasticity) は高まります。
Try new things.(新しいことをトライしよう)
スペイン・カタルーニャ地方のカルソッツは冬の風物詩。炭火で真っ黒に焦がした太い長ネギ。片方の手で、焦げたアツアツの外側部分をつかみ、もう片方の手で内側の芯をスルリと抜き出します。ぶらぶらするネギの下先をロメスクソースに浸し、天をあおぐようにして口の中に差し入れます。はじめて自転車に乗った時のように、思い切ってやること。
Anyone who has never made a mistake has never tried anything new.(失敗したことがない人とは、何も新しいことをトライしたことのない人)
Keep it minimal.(選択肢はミニマルに)
どうしたらいいの?考えすぎなんですよ。そんなはずない?考えていない?いやぁ、結局、無意識のうちに考え過ぎ状態になっているんです。考えないほうがよいのではありません。考えていることで、いっぱいになり、何もしないままになってしまう、ということが問題。選択肢を減らしましょう。試しに、考え過ぎマップ上を少し歩いてみましょう。
「これ、自分に向いていないなー。だから、やらない。」そんなセリフをよく聞きますね。不思議ですよね。自分に向いていない、って何でわかるんでしょう。まだ、何もしていないうちに。自分に向いていないことは、やらないほうがいい?向き・不向きなんてね、だれにもわかりません。そもそも、物事は後から思い出すことで気づくものです。
Life can only be understood backwards; but it must be lived forwards.
The way up and down are one and the same.
ヘラクレイトスは言いました。「人は同じ川に足を二度入れることはできない。」川は刻々と変化している。もう一度足を入れる時には、もうさっきと同じではない。じぶんという存在もおなじです。いま、「じぶん」という時には、もう、さっきと同じ「じぶん」ではない。いえ、そのような「変化するじぶん」を、私たちは日々生きているのです。
大切な「声ことば」の種をまく人は、じぶんです。ありのままの、何もないそのままの、じぶんの、ふるまい。それだけが、じぶんのみちをつくります。小さく、みじかく、ゆっくりと。やわらぐふるまいの場をおこすと、自然にゆだねるひとときが生まれます。その時、じぶんに寄り添うことばを出してみましょう。大切なのは、しっかり歩くこと。
Slow down.(いそがないで)
新しいことをしようと思っても、自意識に囚われたり、知識が邪魔をすると行動できません。どうしたらよいか?「つみへらす」ことです。取り込むのではなく、へらす行為を積み重ねること。①へらす、すてる ②やめる、とめる ③けずる、みがく ④ゆるめる、やわらげる ⑤あげる、わかちあう、など。身体から離すような引き算のアウトプット。
Unlearn yourself.