Empathemian: We can see what you know

We only see what we know.(知っているものしか見えない)(*注1)

「百聞は一見にしかず」ということわざがあります。

実際に見てみないとわからない。
その一方で、見ているはずのことでも、見ていないことが無数にあります。

慣れすぎていて、見えない。
素通りしていて、気づかない。
関心がないから、目に入らない。

「百見は一聞にしかず。」
一度、しっかり聞くことが大切。
そんなふうにも言えそうです。

一度のきっかけで、気づけることがあります。
いえ、気づくとは、一度のきっかけのことなのです。
その出会いで、それまでのじぶんの世界が変わります。

Knowing is one thing. Doing is another.(行いが伴ってはじめてわかる)

知っているつもり。
でも、行いがなければ、知っていることにはならない。
身をもって知ることで、考えが変わります。
考えが変わるとは、行いが変わることです。

考えが変わることが、行いになります。
行いになる、とは、考えが変わることです。

知行合一ちこうごういつ
考えと行いが一致していることは、理想です。
が、「それがむずかしいんだよね。」という気もしてきますね。

むずかしく考える必要はありません。
そもそも「知行合一」といった抽象的な概念は、そのまま実行することはできません。
それは概念ですから。

行いは、その概念を代表することばを出すことです。
声にして言ってみることです。
声は身体行為であり、かつ、心の働きです。

どんなことばを出せばよいの?
すぐに思いつくことば、イメージできるセリフは何でしょうか?

たとえば、感謝の心の代表。
ありがとう。

100回見ていても、一度も発していなかったことばはありませんか?
百見は一聞にしかず。
聞くとは、だれかに質問することだけではありません。
じぶんの声でじぶんに聞くことです。
じぶんに語り聞かせる、そのひと言です!

出典・参照:ゲーテ、エンパシーム英語トレイル、以下のエンパレットなど

(*注1)Johann Wolfgang von Goethe [1749-1832]のことば

「だいじょうぶ」と「ありがとう」(知行合一のプラクティス)

Less is more.(12)[知行合一マップで選択肢を減らそう]

ねがいを届ける [脳をやさしくするトレーニング]

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知行合一