Empathemian 『Thanksgiving 2020』

今日は、Thanksgivingのお祝いです。

感謝際、って何をする日?

Give thanks.(ありがとう、と声にしよう)

感謝の心をもちましょう、と言いますね。

感謝の心は「持つ」もの?
Thanksはもらうもの?

いいえ、Thanksは、あげるものです。

どうやって、人にあげるの?

声にだして言うことです。

言わないとわからない、ってことでしょ?

いいえ、ちょっとちがいます。
声にして言わないと、じぶんに聞こえないからです。
じぶんで、感謝の心にふれるために、声にして言うのです。
Thanksは、たしかめることば。

Thanksは、もらうものではありません。
それは、じぶんから、あげるもの。
それは、じぶんから、贈ることば。
それは、みんなが言って、わかちあう心です。

感謝は、人にだけではありません。
いまこうして字を書いてくれる指、ペン、ノートにも。
ありがとうと、空気を響かせて伝えてくれる声にも。

デイビッド・ソローのことばです。
こんなふうに、日本語にしてみます。

I am grateful for what I am and have.
My thanksgiving is perpetual.
It is surprising how contented one can be with nothing definite – only a sense of existence.

こうして生きていることが、ありがたい。
わたしのThanksgivingは、いのちと共に続く。
人は、生の実感だけで心は満たされる。なんと不思議なことよ。


出典:Henry David Thoreau 『Letters to Various Persons, Ticknor and Fields』