Empathemian, たなと響 (A being of Touch, Resonant)

テクノロジーということばを聞いて、どんなことを思い浮かべますか?

技術の研究や開発に直接関わっている人も、自分の日常は直接関係のないという人も、テクノロジーとまったく無縁に暮らしているわけではないですよね。

テクノロジーとは、人間の外側で、人間の力を補ってくれる便利なもの、役立つしくみ。それは、もともと、人間が生み出したものです。また、これからも、そうあり続けるでしょう。

伊丹敬之さんは、「技術」を次のように説きます。
「自然が内包しているきわめて豊かな論理の全体の中から、人間の認識の中へ体系的に切り取られ、他者による再現や利用が可能なように体系化された論理的知識の総体」

自然の力をだれもが活かせるようにする

自然の提供している現象はあまりに豊かであり、人間の認知能力はきわめて小さい。自然のポテンシャルの大きさは膨大だが、人智の及ばないところが多い。

だから、自然に学び、その学びによって、再現や利用が可能なように体系化された論理や知識の総体にすること。
これは、研究機関の学術研究や企業の研究開発だけではなく、日常の学びにも同じことがいえそうです。

人間は自然の一部です。自然から学び、じぶんに活かすこと。それが続くようにしむけること。テクノロジーも、その精神、原理に従っているはずです。すべては、自然と「じぶん」のふれあいであり、関わり方、接し方にあります。テクノロジーに対しても「わけへだて」はいらないのです。

出典:伊丹敬之『イノベーションを興す』、SomniQ, Inc. 『Empathic Computing』