Empathemian 『I am mindful』

の:ねぇ、ドラえもん。マインドフルって何?
ド:じぶんの心の状態に気づくことだよ。
の:ああ、そう。今、ぼくはお腹が減っている。おやつが食べたい。
ド:それは、マインドがフル(いっぱい)だね。そうじゃなくて。。
の:どうするの?
ド:静かにすわって、体を楽にして。
の:で、何をするの?
ド:ゆっくり息をはいて、
の:プーって、はいたよ。
ド:空っぽにするイメージ。しぜんにおだやかになるんだよ。
の:空っぽ?それで、おだやかになるの?
ド:あれこれ、考えないんだ。忘れて。
の:何を忘れるの?
ド:あれこれ、考えることを、忘れるつもりなって。
の:あれ?マインドフルって、何かいいことあるんでしょ。
ド:じぶんの心に気づくことだよ。
の:それがいいことなの?
ド:そうだよ。でも、いいとか、わるいとか、じぶんで判断しないこと。
の:それが、何の役に立つの?
ド:じゃ、ひとつ聞くよ。のびちゃん、何かはじめても長続きしないでしょ?
の:あ、そう。すぐ続かなくなるよ。
ド:どうして?
の:わかんないよ。がんばってやっているのにさ。ま、ぼくには向いていないんだよ。
ド:ぼくには向いていないってだれがきめたのかな?
の:だって、そういうことでしょ。
ド:それ、のびちゃんがじぶんでいってることでしょ?
の:それにママがガミガミ言うからね。あれやったの?これやったのって?
ド:じぶんはダメだって思ったり、うるさいなーって思ったり。みんなじぶんの意識。
の:意識?
ド:そう。自意識って言うよ。自分で判断しちゃう。
の:何でも自分で考えろっていうじゃない。ぼくだっていろいろ考えているんだよ。
ド:そう。自分のことを考えているね。自分のことばかり考えているのかもね。
の:そりゃそうだよ。自分にいいことがあるように考えるでしょ。
ド:自分の損得とか、自分の欲望とか、自分中心になっているよね。
の:みんなそうなんでしょ。
ド:そうだよ。でも、それがバリアになるんだよ。
の:バリア?何のバリア?
ド;じぶんが何かをしようとしても、なかなかはじまらなかったり、続かなかったり。
の:自分でじぶんのバリアをつくっているの?
ド:そういうことに気づくと、気が楽になるよね。
の:そうなの?。
ド:だってそうでしょ、実はじぶんひとりで構えたり飾ったりしているんだな、っていうことがわかれば。
の:そんなこと、考えたことないなぁ。マインドフルって、それなの?
ド:じぶんに気がつくことだよ。じぶんの状態を静かに穏やかにしないと、気がつきようがないから。

「マインドフル・プラクティス」が流行っていますね。

こんな話があります。あるエグゼクティブがインタビューに答えて。

「社員がマインドフルになれば、生産性があがる。職場もうまくいきやすくなる。
私?効率よく瞑想するつもりなんだが、時間がないね。忙しいからね。」

マインドフルになるぞ、いいことがあるから。
ついそんなふうに考えてしまいそうですが、実はそうではないのです。
本来、瞑想とは、じぶん自身によりそうことです。
それは、自分中心の状態を和らげることです。
損得勘定、目的意識といったことを、いったんとりはずすことです。


Relax. Let it go.
身体の力をぬいて。解き放つこと。


出典:英プラトレイル1(17) Let it go.