気づく②くらべるものがないと気づけない

気づくとは、くらべることです。ふたつのものを比べて、その差分を捉えることです。くらべるものがないと、気づきようがありません。「裸の王様」に欠けているものは「こうありたい」とねがう、じぶん自身の姿です。ねがう気持ちが、気づきための土壌になるのです。ねがうとは、じぶんの中に、いつでもくらべられるじぶん像をつくることです。

What you wish to become shapes your self-awareness. It works as the reference to your self.(ねがいが気づきをみちびく。ふりかえるじぶん自身の参照先)

気づく① 気づくとは何に気づくことなのか?(裸の王様は何に気づいたか)

「気づく」ということばほど、日常、頻繁に出てくることばはありません。「気づく」とは、いったい、何に「気がつく」ことなのでしょうか?童話 『裸の王様』の話をおぼえていますか?「目に見えない服」を着て、街を行進する王様は、こどものひと声によって、じぶんの姿に気づきました。もっと肝心なことには、気がついたのでしょうか?

How can you be aware of what you were not aware of?(気づいていなかったことに気づくとは?)

未知の世界をのぞく

珪藻(けいそう)は、コンブとおなじように、藻(も)なのですが、水に溶けているガラス分をとりこんで殻をつくります。地球上の1/4の酸素を算出していると言われます。太陽の光でガラスの殻をつくる生き物。川原から拾ってきた石の裏側から、地球全体の何億年まえとつながる想像の世界。その世界を顕微鏡でのぞいてみることができます。

It’s wondrous.(ふしぎばたのしい)

It may work うまくいくかも

Work(はたらく)とは「何かが動くこと」です。例えば、疲れて頭が回らないという時、workしていない、はたらいていない、と表現します。It works という表現には、意外な効用があります。それは、何かをした時に、自分の成功・失敗を語るのではなくて、相手の視点で語れることです。自分で「失敗」だと決めつけないことです。

Nothing will work unless you do.
(じぶんでやってみないと「うまくいく」もない)

みんな、そう言います。

No worries. Everybody says that. (大丈夫。みんな、そう言いますよ)

そのひと言に、ホッとします。これは、歯の検診のワンシーンです。歯医者さんに行った人なら、この器具が口の中で奏でる反響音をご存知ですね。魚釣りの針のような、Jの形。カリブの海賊の手!あれで全員がひっかかれるのです。みんながおなじ質問をしているかどうかは、わからないけれど、気休めになりますね。

電気のつぶが、身にしみる時。

私たちの身体内には神経を伝わる電気があります。実は、意識や運動を支えているのが「生体電気」現象です。電気はじぶんの身体内の出来事なのですが、身体が自律的に働いてるので、実感は持てません。ただし、かいま見ることはできます。虫歯や神経痛など「神経にふれる」激痛が走る時。つらいですが、身をもって実感できる、学びの機会です。

Do you know what you are made of?

プラクティス「やきおにぎり」

おいしい焼きおにぎりとは?香りをかぎ、音を聞き、色を見て、丹念に、手を動かす。みまもる姿勢が、おいしさに変わる。すべては自然の力。その現象のまわりを、手入れするだけ。あせらずに、楽しみ待つこと。人のためにつくるから、心がこもる。みんなでわかちあえるから、おいしい。七輪炭火の焼きおにぎりは、じぶんをプラクティスする場。

Relish your moment.(この時を味わおう)

見え方を変えるには?

ものの見方はどうしたら変わりますか?頭で考えはじめないで、橋の向こう側でも、山の上でも、ちがって見える所にいくことです。いいえ、もっと身近にあります。それは、相手の身になって、じぶんを見ることです。相手は人間でなく、花でも虫でも、目の前の果物でも茶碗でもよいのです。そのようにふるまうことで、自然に見え方が変わります。

Just walk, listen and touch.

Less is more (3) 静謐に映る

デンマークの画家ヴィルヘルム・ハマスホイの絵。静謐のじかん以外、なにもない場。とびらが静謐なのではなく、それが感じられる時だけ、心が静謐になるのです。だから、いま、見ているあなたの心が映っているのです。Less is more. Less(それ以外は何もない)を深めると、more (それしかないもの)が引き立ちます。

Less is more.

Less is more (2) 情報量をへらす

アンセルアダムズは、アメリカの大自然をモノクロ写真で撮りました。白黒はふたつの階調しかありません。でも、そのおかげで、より印象を深く、採り出すことができます。情報量を減らすことは、情報をへらすことではありません。Less is moreです。情報の量をへらすと印象がふえ、余計なものを取り去ると感動が増えます。

You don’t take a photograph. You make it.(写真は撮るのではない、つくるのだ)