エンパレットのカテゴリー Inspire 発想

耳と目の結婚(3)(脳全体を活性化させる)

よく「大脳は思考、小脳は運動」「右脳は想像力や感情。左脳は論理や計算」と言われますが、各部署が連携して膨大な情報を瞬時に、絶え間なく処理しています。脳は統合されたひとつの働きをします。右脳と左脳があるのではなく、大脳に右半球と左半球があるのです。「言語は左脳の働き」と言った説明もありますが、これも誤解を生む表現です。

Left and right work together. (左と右の協働)

「答えを教えてもらうことに依存しているじぶん」に気づいていない?

ネット・スマホ・AIに代表される現代社会は、多ければ多いほどよい(More is more)に駆り立てられています。だから、少なければ少ないほどよい(Less is more)を求めたくなります。ところが、なかなかそうはいきません。なぜなら「答えを教えてもらう」ことに依存しているじぶん自身に気づいていないからです。

Less is more.(自己流のクセを減らさないと身につかない)

おどろくこと、たずねること

哲学の語源、フィロソフィアとは、知恵を愛し、求めることです。フィロ(愛する)+ソフィア(知)=フィロソフィア(愛知)。本来、哲学は、説明するものではなく、実践することです。私たちは、ものごとに慣れてしまい、おどろかなくなります。未知に心のとびらを開くには?たずねることです。そのプラクティスで、世界の見え方が変わります。

Ask yourself.

心の切り替えモード(ファーレンハイトって?)

アメリカでは、気温がファーレンハイトで表示されます。気温は体験と結びついた肌の感覚なので、心の切り替えがいります。ものさしを変えること自体はむずかしくないのだけれど、無意識的にバリアをつくっています。そのつもりならない限り、切り替えはできません。ここに新しいことを学ぶヒント、習慣をつくるために不可欠な技の秘密があります。

Learn to switch.(切り替えを学ぶ)

Fear of Fear (おそれる気持ちがこわい)

We fear being fearful.(恐れることを恐れている)

失敗を恐れるな、と言いますが、私たちは、実は、恐れることを恐れている、怖い気持ちになることが怖いのです。じぶんの損得で考えることを、もっとへらすと、勇気が湧いてきます。じぶんの持ち物だと思っているものも、なかったと思ってみると、物事がちがって感じられるでしょう。はじめから足し算ばかりでなく、引き算で考えてみることです。

動物のココロを持っている ② [ふりかえるから気づく]

心は身体の中に入っている、持ちもの。ふだんそう思っていますよね。でも、落ちついている時もあれば、あせっている時もあります。その時々で、ちがうココロ。こんなふうに考えてみましょう。ふだんの自分はA面の心。ふりかえるひと時、[いま] は、B面のココロ。エンパシームは、ふりかえる時間、B面の、やわらぐココロをすくいとります。

We are life.(生きる存在)

雨の呼び声[ことばは何でできていますか?] 

雨は何でできていますか?水のつぶです。水のつぶは糸のように連なります。それから、音のつぶが、糸のように連なります。ことばは?音のつぶでできています。そして、そのつながりが、広がっていきます。音がつながり、イメージがつながり、じぶんがつながり、みんながつながり、世界がつながり、宇宙がつながります。つながりが続いてきます。

You are the voice.(じぶんが声)

セリフが夢をつくっている [いつでもHalloween]

ハローウィンの起源は古代ケルトの祭りです。世界中に「死んだ人が帰ってくる日」を祝う文化が継承されています。死んだ人が思い出されること。いいえ、死んだ人ではありません。もうこの世にいないはず、という縛りはないのです。生きているとは、人の心の中に出てくること。その時々で、いつも、生きていること。 夢はいつでもハローウィン。

Dreams remember you.(夢がじぶんを思い出す)

小さな修養の原理 ② (プラクティスだけが唯一の持ちもの)

気づかずにパターン化しているかどうか見分ける方法は?何かに行為を邪魔された時。ものがなくなったり、壊れた時。いつもどおりでなくなる瞬間のイライラ。ものごとは予定どおりにいかなくてはいけない、と考えるプラクティス。そんなつもりはなくても、頭の中で、そういうふうに考え、とっさにふるまうクセを身につけているわけです。

What I do is what I get.(じぶんのふるまいが、唯一の持ちもの)

Less is more (3) 静謐に映る

デンマークの画家ヴィルヘルム・ハマスホイの絵。静謐のじかん以外、なにもない場。とびらが静謐なのではなく、それが感じられる時だけ、心が静謐になるのです。だから、いま、見ているあなたの心が映っているのです。Less is more. Less(それ以外は何もない)を深めると、more (それしかないもの)が引き立ちます。

Less is more.