Empathemian 『A bee moonwalking up』

Take a chance!(やってみよう)

ストリートビュー。

インターネットでよく利用される地図検索サービス「グーグルマップ」の機能です。
地図上にじぶんの分身を置くと、たちまち、その場に舞い降りた気分になります。

道路周辺の映像が収められ、路上風景がパノラマ写真のように表示されます。
専用に開発された自動車の屋根に搭載した全天球カメラで映像を撮影し、
それが道路地図とあわせて編集されたものなのですが、不思議な気分を味わうことができます。

笑い話のような、こんなことがありました。

偶然、実家の近くに兄の車が写っているのを発見したのです。
こんなところに、兄がいる!?
写真を拡大してみると、間違いありません。
この場所、この車、このシャツの模様!
世界広しといえども、兄ひとり。

彼はある日、たまたま、撮影車とすれちがっただけだったのです。
それが今、私の心に一瞬、タイムマシーンのような感覚を生み出しました。
人にこの話をすると「へぇー珍しいことがあるんだね」とか、
「そりゃ、偶然ですね」といった返事が返ってきます。
身内の者や親しい友人は「何でそんな所にいたんだろうね、不思議ね。」などと言って笑います。

何かが起きること。
偶然の出来事、運のことを、英語ではチャンス (Chance)といいます。

「何がおきるかわからないが、何かが起きる。」
そのことに「心をひらけば」チャンスは、いくらでもあります。

「世界は、偶然、たまたまのことでできている。」
だとしたら、じぶんが関わり方を広げれば、いろんなことが起きるようになります。
「兄がストリートビューに写っている」チャンスに似たようなことは、実はいくらでもあります。
そのように「心をひらいておく」ことです。

たとえば、いま、このエンパレットを書いているたったいまに起きたこと。
ドアノブに蜂が!
ツルツルすべるので、「垂直ムーンウォーク」みたいにして遊んでいます。
楽しそう!」

ルイ・パスツールのことば。

Chance favors the prepared mind.(偶然は、ひらかれた心に、起きる)

ものごとは、たまたま、おこるもの。
でも、身のまわりにたまたま起こるものは、いくらでもあります。
心をひらいて楽しみ、あじわうつもりになると、
いろんなことが、たまたまおこる(*)のです。

偶然起こる、というよりも、
いつも、偶然に心をひらいている、
だから、いろんなことが偶然起きるのです。

出典・参照:Louis Pasteur Quotes、英語トレイル1 (2) Take a chance.以下のエンパレットなど

Take a chance.

(*)トレイルで、たまたま、出会うものごとは、たとえば、こちら。毎プラ『みず・そら・いのち』

「ハチドリの合図」

「流れ星とねがい ①」

「チャンスとバランス (1)」

ルイ・パスツール