ゆっくり、パッとひらめく。(無意識のじぶんとふれあって)
ダニエル・カーネマンは、人間の思考を「速い・遅い」という2種類の脳の情報処理で区別します。システム1は、直感的に情報を処理する速い思考。日常生活の大半は無意識的に物事を一瞬で把握するシステム1。システム2は意識的に情報を処理して、理解・判断する遅い思考。人間の思考は限定的に合理的なので両者をうまく活かす必要があります。
We are rational, but not that rational.(合理的?それほどでもない)
エンパレットのカテゴリー Inspire 発想
ダニエル・カーネマンは、人間の思考を「速い・遅い」という2種類の脳の情報処理で区別します。システム1は、直感的に情報を処理する速い思考。日常生活の大半は無意識的に物事を一瞬で把握するシステム1。システム2は意識的に情報を処理して、理解・判断する遅い思考。人間の思考は限定的に合理的なので両者をうまく活かす必要があります。
We are rational, but not that rational.(合理的?それほどでもない)
自然の世界は、自他をわけへだてず、共に、調子をあわせて生きています。人間も実は、同じように、じぶん自身のなかに、同調するしくみを備えています。これを「自己同調」と言います。脳のリズムと身体の活動状態の関係(体温・睡眠・覚醒)も、話している人の単音・単語・フレーズも、また、まばたきやその他の身体の動きも同調しています。
We live in synchrony.(調和して生きている)
想像とは、見えるものを介して、目に見えないものを見ようとすることです。あたかも見えているようなその気になって、そのフリをしてじぶんと結びつけてみることです。フリをするというと、なにかの演技のように聞こえるかもしれませんが、実は、想像は、絵を描くように、演じていることなのです。その時に使われる道具がメタファーです。
Use your minds’ eye.(心の目で見よう)
記憶とは、思い出して、ことばを育てること。ひと言、身体を使って声のアウトプットしてふりかえるという小さな行為です。声に出しておわりではありません。それはあなたのインナースピーチになります。インナースピーチとは脳内ですぐ再現できることば。あなたの身体に染み込み、いつも共にあることば。思い出してじぶんをつくっているのです。
Cultivate your soul.(じぶんを耕せ)
排水管の詰まりを解決するエピソードに、プラクティスのヒントがあります。 ボトルネックは原因ではなく、日々少しずつ排出物が堆積する結果であり、ものごとが持続する時の経過地点です。 何かが滞った時は、静かに耳を澄まして音を聞くこと。手に触れて感触を確かめることです。音や感触をイメージに変えると、見えないものが見えてきます。
Just listen. (耳を澄まして)
スピノザは「原因は 結果の中で自らの力を表現するもの」だと言います。私たちは、原因によって結果が引き起こされる、と考えますね。でも、ひとつの出来事は様々な要因が組み合わさっているのに、結果から判断して、あとから「原因→結果」のように定めるのです「考え方を変える」には、順序をさかさまにしてみれば、ヒントが得られます。
Try this. See it the other way round. (反対向きに見てごらん)
氷河期のアルプス。フランスのショーヴェ洞窟一帯は多くの動物と人間が暮らしをともにできる、氷の谷間でした。壁画の描かれている洞窟は、入り口から何百mも入った奥まったところにあります。動物を描くということは人間の精神にとって根源的なこと。生きているものを描くことは精神的な営み、心のできごとです。人間は昔から、心の人なのです。
We are mind.(人間は心の存在)
人生ということばを聞くと、じぶんが生きる以前に、漠然と「人生なるもの」があるかのような気にさせられます。でも、それは「人生」という概念上のこと。便宜的に「人の一生」を一般化しているだけです。人生は夢見るものではありません。夢を生きるのです。夢を生きるとは、ねがうこと。ねがうふるまいを、ふりかえって確かめることです。
Don’t dream your life. Live your dream.(ねがいを生きよ)
教えてもらうことは学ぶための最善の方法のひとつ。でも「教えてもらう=身につくこと」ではありません。いくら教えてもらっても、じぶんでしないとできるようにはなりません。プラクティスしてはじめて、学びがはじまります。身体を使って身につけることです。身体を使うとは、脳の各領域を活性化させることです。身体を使うと心が働くのです。
Lessons are not given, they are taken.(レッスンは与えられるものではなく、学びとるもの)
パーソナルコンピュータの父、アラン・ケイさんのことば。未来のことはだれにもわかりません。だからこそ、未だだれも知らないものをつくれば、それが未来につながります。発明とはすでにある問題を解決するアイディアではありません。もしこんなことができたら、それで解決できることがある、というふうに想像して実際につくってみることです。
The best way to predict the future is to invent it.(未来を予想する最善の方法は、その未来を発明すること)