Empathemian『How many times matters most』

It’s ”how many times” that matters, not ”how long”.(長くやるんじゃなくて、何回するか、だ)

のびた:ねぇ、ドラえもん。どうしたら身につくの?
ドラえもん:ん?何が?
の:どんなことでもさ、どうしたらうまくなれるのかって、こと。
ド:技を身につけることね。
の:そう。何をやっても途中で進まなくなるでしょ。
ド:なるほど。継続しないことね。
の:それだけじゃないよ。下手なまま、あんまり変化しない。
ド:たとえば?
の:サッカーやテニスもそうだし、勉強のこと!
ド:のびちゃんだけじゃないよ。みんなそう。
の:でも、うまくなる人いるじゃない。
ド;何かコツがあるんでしょ?って言いたいんだね。
の:長くたくさん一生懸命やれって言われるけど。
ド:うーん。必ずしもそうじゃないよ。
の:え?そうなの?
ド:熟練するとか、道を極めるとか、先はあるけど。
の:ぼくみたいなふつうの人が、何かを学んでうまくなるには、って話。
ド:じぶんは、どんなことができる人になりたいか、っていう気持ちが大事。
の:あ、その話はこないだ聞いたよ。その人になったつもりで始めるって。(注1)
ド:そう。
の:その上で、もっと端的にさ、ひとことで言えないの?
ド:数学の公式みたいに?
の:そうそう。何と何を足したらいいかって。
ド:身につく=A+B+C
の:そのABCは何?
ド:あの、はじめに言っておくけど、その公式を見ておわりじゃないよ。
の:わかってるよ。それをちゃんとやればいいんでしょ?
ド:やればいいっていうかさ、あとで気がついてそういうことだったんだ、ってわかるもの。
の:ドラえもん、おねがい!もったいぶらないで、教えてよ。
ド:じゃあ、言うよ。ここに書くよ。
の:ABCって何だろうな?

Empathemian『身につける、掛け算ブロック』

の:A=くりかえす、B=ふりかえる、C=たしかめる。
ド:そのとおり。
の:何これ?
ド:え?だからさ、AとBとCの掛け算。黄色のところがABC。
の:どうやってかけるの?
ド:あ、ごめん。くりかえしの数、ふりかえりの数、たしかめる数。
の:回数なんだ。
ド:そうだよ。まず、くりかえしの回数。
の:うん、それはわかる。
ド:身体を使った動作で、アウトプット。
の:アウトプット?
ド:体の外にだすことだよ。たとえば、声をだすことも。
の:頭で考えることも、身体でアウトプットできるの?
ド:もちろん。声に出したり、文字や絵で、ことばにすること。
の:それを何回もつづけてやるんだね?
ド:そう。一度出力したものをまた、入れ直す。
の:あぁ、反復練習ってことね。
ド:くりかえす、ってことばのとおり。くるくる回転するイメージ。
の:くりかえすってくるくる回ることなの?
ド:くる+かえす。出したものをまたいれて、それをまた出して、というふうに。
の:へぇーなるほど。
ド:それから、おなじことを、くりかえすってこと。あれこれやるんじゃなくて。
の:ドリル練習ね。
ド:ただ長くたくさん、じゃなくて、小さなアクションをくりかえし、続ける。
の:小さなアクション?
ド:そう。たとえば、こんなイメージ。

Empathemian『毎日すこし > 時々たくさん』
の:小さな単位でくりかえす、つづけるほうが、いっぺんに時々やるよりいいんだね?
ド:もちろん。で、ただ回数が多いだけでは、しっかり身につかないよ。というか、
の:どういうこと?
ド:というか、身につくって言えない。この続きは、また明日ね。

「身につけるしくみ②(表面)ふりかえるとは?」

出典・参照:以下のエンパレットなど

(注1)「身につける①真髄」

レッスンは、教わるものではなく、身につけるもの

ことばを身につける ①「ワーキングメモリは、心の玄関」

「[毎プラ] マイクロアクションが習慣のしくみ」