もう一度同じ路を歩くから、気づける

木を見て森を見ずということばがあります。でも、木と森とを同時に見ることはできません。そもそも、ながめるだけでは、森も木もわかりません。森の中を歩く体験がいります。森のまわりを歩く体験がいります。いえ、もっと大切なことはおなじ路を何度も歩くことです。気づいていなかったことに気づくことは、じぶんの未知に出会うことです。

Can’t see the forest nor the trees if you don’t walk again.(何度も歩いてみなければ、森も木も見えない)

「ダメ・ちゃんと・はやく」の代わりに言おう

「ダメでしょ。ちゃんとしなさい。早くやりなさい。」心のどこかで、じぶん自身に言っていませんか?私たちは気づかぬうちに、じぶんのことばで、ものごとの捉え方をフレーミング(固定)しています。決めつけ・押しつけのことばが可能性を減らします。禁句の代わりのことばを声に出して言うことで、物事の捉え方を変えることができます。

Make mistakes and learn from them.(失敗して、学べ)

ことばを身につける原理①|ワーキングメモリは、心の玄関

学びの土台は覚えることです。ワーキングメモリはその中核です。日本語の作業記憶という響き以上の、重大な役割を担っています。次々に入ってくる情報を、一瞬で処理しながら、長期記憶とやりとりし、同時並行して起こる情報を統合するプロセスです。何をするにも、ワーキングメモリを通るのですから、まさに心の玄関。心の働く現場です。

Cultivate your working memory.(ワーキングメモリを鍛えよ)

同じことをしていても、育ち方はちがう|人は内側から育つ⑥

同じことをしていても、育ち方はちがいます。教わったことが同じでも、いつのまにか、じぶんのやり方でプラクティスしているからです。その過程を映すと、十人十色、さらに一人十色の姿が見えてきます。くりかえす中で生まれる小さな予感や自問に気づき、そこに人がよりそう。その一回一回が、じぶんの内側を育てていきます。

The same seed grows differently. (同じタネでも、育ち方はちがう)

できる人には、見えないものがある|人は内側から育つ④

できるようになると、身体や認知の働きが変わり、できなかった時のじぶんには戻れません。だから、相手に何が見え、何が聞こえているか、その内側を直接体験することはできません。お手本ややり方を示すことはできても、代わって調節はできない。じぶんでやってみて、気づき、調節する。そのプラクティスによりそうことが外からできることです。

You can’t undo experience. (経験したことは、元には戻せない)

ことばのタネをまき、育てる|人は内側から育つ⑤

人から届いたことばを、じぶんの声で響かせる。それが、ことばのタネをまくことです。声にし、聞き、思い出し、経験と重ねるたびに、ことばは内側で生まれ直し、心の働きになります。じぶんを励ましたことばを、今度は人に届ける。ことばは声となって人から人へ渡り、それぞれの内側で育つ。そのプラクティスのエッセンスは、あなたの声です。

Seed your words. (ことばのタネをまく)

やって、うまくいかないから、はじめてわかる|人は内側から育つ③

自転車は転ばないように教わったから乗れるようになるのではありません。ふらつき、転び、その結果に気づき、ほんの少し調節する。そのくりかえしが「乗れる」に変わります。プラクティスとはこのきめ細かな自己調節です。下手なじぶんをそのまま出すからこそ、差が現れ、気づきが芽吹く。前の経験が次の一回に生かされ、身についていくのです。

Failure is where awareness sprouts. (失敗が、気づきの芽吹く場)

外から人は育たない|人は内側から育つ①

人は、外から教えられたことだけで育つわけではありません。逆上がりも自転車も、じぶんでやってみて、思ったようにならず、違いに気づき、調整することで身につきます。答えも、本人の中に問いが生まれてから届く。プラクティスとは、教わったことをじぶんの中で働かせ、自己調整をくり返す時間です。人が育つのは、ここからです。

Grow from within. (内側から育つ)

英語耳°獲得のプラクティス|Recursion⑦ セリフをいつも口ずさむ(Internalize)

プラクティスで声にしたセリフを、その場だけで終わらせません。歩きながら、電車を待ちながら、ふと思い出して口ずさむ。何も見ず、聞かず、自分から声にする回数を増やし、覚えていることばを自然に出てくることばへ変える。日常の中で反復し、じぶんのものにします。場面やリズムごと取り出し、考えなくても口から出ることばへ変えていきます。

英語耳°獲得のプラクティス|Recursion⑥ スローにして比較する(Contrast)

気づくとはどういうことか?それは、違いを見つけること。お手本とじぶんの声、前のじぶんと今のじぶんを何度も聞き比べるから、違いや変化に気づけます。気づけない違いは、スローにして時間を広げ、小さなズレを捉える。聞き直し、比べ、書き、もう一度声にする。気づけないじぶんを助けながら、自分で気づき、直せるプラクティスを育てます。

Listen to your voice. Slow it down. (じぶんを聞き直す。じっくりと)