未知に出会うには?
モーリス・センダックの『Where the Wild things are』は、愛嬌のあるモンスターに出会って不思議な体験をする話です。Wild thingsとは、遭遇したことのない、未知のこと。未知に出会うとは、何も秘境や宇宙の彼方、目に見えない世界の探究でなくて、いちばん身近かな、じぶんの心にあります。
Things happen.
エンパレットのカテゴリー Inspire 発想
モーリス・センダックの『Where the Wild things are』は、愛嬌のあるモンスターに出会って不思議な体験をする話です。Wild thingsとは、遭遇したことのない、未知のこと。未知に出会うとは、何も秘境や宇宙の彼方、目に見えない世界の探究でなくて、いちばん身近かな、じぶんの心にあります。
Things happen.
私たちはふだん、「悲しいから泣く、怖いから震える」というふうに考えますね。ところが実際には「泣くから悲しい、震えるから怖い。」というプロセスがあるのです。脳は末梢神経とつながったシステムであり、身体の一部です。身体は環境との相互作用によって働きます。心が行為に影響し、また逆に、行為が心(気分、情動)に影響するのです。
If you smile, it makes you happy.
『迷ってはいけない。迷うことは、よくないこと。迷わないようにしよう。迷うことなかれ。迷わないためのスキル、迷ったときのノウハウ。知らないうちに「迷うようなこと」をしない方に、自分をしむけているのかもしれません。入り口から入って、出口からでるのが当たり前。そうではありません。迷いなさい。それは、未知に出逢うこと。
Just ask. It keeps you going.(たずねるだけで、前進)
ソクラテスとプラトンは、こう言います。「タウマゼイン(おどろき)の心こそ、大切。知恵を愛し求める者の心。愛知(Philosophia)の始まりはこれより他にない。」人間の英知の営みは、こころの現象と無縁ではありません。新しいひらめきには、驚きがいります。想定内のぐるぐるとした回路から、飛び出す瞬間がいります。
Open up your heart.(心をひらいて)
人生には、ふたつ重要な日があります。ひとつは生まれた日。いえ、ふたつめの日が訪れた時に、ひとつめの日ができるのです。いつどのように現れるのでしょうか?それは、生きている証、生きていくことの意味を実感する日を、信じることです。信じることばを声にして、それををじぶんで聞くことです。念ずる心の路を歩めば必ずやってきます。
The two most important days of your life are the day you were born and the day you find out why.
若い時に、思いのタネをまけばよかった。過去は変わらない。いいえ、じつは、だれにでも、すでに「まいていたタネ」があります。それに気づいていなかった(いまでも、気づいていない)、それが眠ったまま(あることを知らない)だけ。さかのぼって思いのタネをまくことが、できるのです!じぶんというタイムマシーンを生きているのですから。
You can always sow a seed. (思いのタネは、いつでもまける)
テクノロジーとは何か?ブライアン・アーサーさんはこのように定義します。(1)テクノロジーはすべて要素の組み合わせである(2)要素それ自体がテクノロジーである(3)何かの目的において自然現象を利用している。人間もまた、自然の一部です。人間は、道具を使うだけでなく「ふるまい」でできています。じぶんという自然を活かすために。
A technology is a phenomenon captured and put to use.(テクノロジーとは捉えて利用できるようなった自然現象)
「いのちがあるから、生きている」と思っていますよね。実は、いのちがあるから生きているのではなくて、生きているから、そのことを「いのち」と呼ぶのです。生きるとは、じぶんも含めた、周囲の環境全体のこと。いのちは、生きているじぶん。ふれあいをつくる、じかんをつくる。そうやってcreativeであることで、いのちになるのです!
Life is a Verb.(生きるとは、ひとつの動詞)
マイケル・コーバリスさんは「再帰が、人間の最大の特徴であり、進化の原動力であった」と説きます。再帰とは、出力したものが、次の入力になり、それが次の出力を生み、そこで出されたものが「入れ子」になり、次の入力になることです。自然の営みも、人間の心も再帰的。エンパシームは、人間の根源的な力「再帰」を引き出す力になります。
Do it over.(くりかえしてみよう)
熊谷守一さんは言います。「ひとにはわからないことを、独りでみつけて遊ぶのが、私の楽しみ。」はじめから決まった「答え」を探すのではなくて、なにかおもしろいものに出あえることが楽しい。生きていることも、おなじです。ただ、それをふりかえって実感できる場がいりますね。エンパシームひとつぶんのじかんと場をつくってみてください。
Act as if you are.(そのつもりになってやってみる)