Empathemian 『La Mancha, Spain, 1986』

Inspiration! 想像が声になる。

『旅の絵本』は、じぶんが旅人になって、旅をする絵本です。

ひとつの文字もありません。旅の風景の中に入って、楽しむ絵本です。

本全体がひとつの旅、見ひらきのページが、旅の情景です。いろんな物語のひとこまが、あちらこちらに、ちりばめられています。

この旅は、発見の旅です。声に出して読む旅です。

あ!こんなところに!ラ・マンチャの騎士キホーテ(ドンキホーテ)がいました。キホーテになって、言ってみます。

Desnudo nací, desnudo me hallo: ni pierdo ni gano.
裸で生まれてきて、今も裸だ。負けても勝ってもいない。

作者の安野光雅さんは、こう言います。 「子どもの頃、みんな運動場に出て遊べと言われるのに、わたしと、二、三人の友達は外に出ないで、窓から外で遊んでる子どもたちを見て、あ、あいつは「〇〇〇」と言ったんだ、するとあいつは「〇〇」と返事している、というぐあいに、台詞をつけて遊んでいました。これがまた、とてもおもしろかったのです。」

「わたしが描いた『旅の絵本』という絵本でも、(わたしの頭の中では)登場人物がそれぞれに勝手なことをしゃべり、会話をしています。このような、誰もが経験する子どもの時代のイマジネーションの積み重ねが、やがて、何事かを表現するための力になると思います。」

Aspiration! ねがいを声にする。

Discover yourself.(じぶんに出会う)

出典・参照:安野光雅『旅の絵本 V』『絵の教室』、以下のエンパレットなど
Miguel de Cervantes Saavedra『Don Quijote de la Mancha』
英語耳°トレイル® トレイル10 Inspire Imagination.

安野光雅
「ドン・キホーテ」