Empathemian 『Everyday is a practice』

新春の静かな山路。トレイルを歩いていて、こんな光景に出会いました。

ひょっこりと穴から顔を出しては、草をかじり、また穴に。するとまた、穴から半身のり出して、草をムシャムシャ。脇目もふらず、何度も何度もくりかえす夢中な姿は、少しぎこちない感じで、なんとも愛らしい。すぐ目の前で見守っているうちに、こんなことばを思い出しました。

歩く前に、走ることはできない。
ダナ・サスキンドさんは、こう言います。
「歩けるようになる前に、走ることはできないように、聞こえるようになる前に、話すことはできない。乳児の言語能力獲得は、声のことばに触れる回数、その家庭環境に依存する。3歳になるまでの膨大な量のことばが入力されることで脳が発達する。」

英語の日常会話は、1音節(発音のひとまとまり)のことばが大半を占めると言われます。ですから、生まれてから3年間で、3000万回以上、声のかたまり(音節)を聞き入れているということです。私たちは、知らないうちに、そんな回数をこなしていたのですね。(*注)

実は、私たちはふだん、ケタ違いのように思える回数をこなして暮らしています。歩くことも、話すことも、感じることも、ごく自然に、無意識的に、身体を動かして、プラクティスしているのです。プラクティスとは「自然な身体動作として、毎日すること」です。やさしいことができるようにならないと、むずかしいことはできない。でも、ひとたび基本動作が身につくと、忘れることはありません。

歩けるようになれば、次に走れるようになる。
構えず続けていきさえすれば、かならずできるようになるー。
2020年代、あたらしい10年のはじまりですね。「毎プラ」と「英プラ」は、日々のプラクティスを応援します!

毎日が、プラクティス。

出典:Dana Suskind 『Thirty Million Words』(*注:著者の研究では、言語環境の違いで、3歳までにおよそ、3000万語のことばの入力分の差がでると推測されるとしています。)