はじまる前に、はじまっている。

あんな速い球を、なんで打てるの?

プロ野球のピッチャーの球が、バッターバックスに届く時間は、およそ 0.4ー0.5秒。
これは、打とうとしてバットを振り出す時の「神経伝達スピード」の時間よりも速い。
それなのに、なぜ、打てるのでしょうか?

それは、ピッチャーが球を投げる前から、バッターは無意識の姿勢で予測しているからです。
脳神経学者ベンジャミン・リベットの実験によると、人が「何かをやろう」と思った0.5秒前に、すでに神経活動が始まっているといいます。

はじまる前に始まっている?
そうです。実は、私たちの日常の会話でもおなじようなことが起きています。

Give Thanks

今日は、Thanksgivingのお祝いです。

感謝際、って何をする日?

Give thanks.(ありがとう、と声にしよう)

感謝の心をもちましょう、と言いますね。

感謝の心は「持つ」もの?
Thanksはもらうもの?

いいえ、Thanksは、あげるものです。

どうやって、人にあげるの?

声にだして言うことです。

ハチドリの合図

毎日、庭を訪れるハチドリがいます。

おなじハチドリが、おなじぐらいの時刻に、おなじ木の枝にやってきます。

いえ、おなじ葉っぱにやってくるのです。

最近、ある研究で、こんなことがわかったそうです。

マルハナバチは、花が咲く前に葉っぱをこすり「咲いてくれ」と合図をするそうです。

何億年も前から、花と昆虫は相棒になったわけですが、そういうコミュニケーションがあることは確かめられていませんでした。昆虫というと、花にいくものとばっかり思っていましたね。

このハチドリはどうでしょうか?

わが家での観察によると、どうもおなじ葉っぱをつついているようなのですが。。

トランキイロ

トランキイロ?

とらん黄色でも、とらんき色でも、とらんきい路でもありません。

スペイン語のtranquilo をカタカナにして、トランキイロ。

英語にも tranquil ということばがあります。
静穏、心静か、落ち着いた状態を表します。

あせったり、パニックになりそうなときに、ひとこと言うと、効果があります。

Tranquilo.(落ち着いて)
No te preocupes.(ノ・テ・プレオクペス)(心配しないで)

[ いま ] =[ I M A ]

人間の生きるリズムは何でしょうか?

心臓の鼓動でしょうか。呼吸でしょうか。
どちらも、生を刻むリズムです。呼吸は、さらに、「心のリズム」です。

私たちは、呼吸ひとつひとつの時間で、味わい、感じることができます。
ひと息の「」がないと、何も味わうことができません。
ひと呼吸の「」があると、ふりかえり、たしかめ、それを実感することができます。

ひと息の「」を入れる。小さな身体所作で、ふだんは使われていない力がしぜんに引き出されます。

ひとりじゃない、みんなおなじ。

We are not alone.(わたしたちは、ひとりぼっちではない。みんなおなじ。)

「じぶんの代わりには、だれも生きてくれないけれど、じぶんひとりだけがポツンと生きているわけではない。時には、ポツンという気持ちになる時があるかもしれないけれども、その時だって、じぶんひとりではない。」

ある方から、こんなお便りをいただきました。

「そんなふうに、実感することができれば、とても生きやすくなりますね、今の世の中は、孤独に生きている方がふつうのような感じです。ひとり静かにする暇もなく、ひとりになれないのに、孤独。エンパシームを出すとすこし気持ちが和らいで、なんとなく生きやすさの力になってくれるようで、とてもありがたいものだと思います。」

人間に備わった力を引き出すには?

「ほんの微かにガスの匂いがするんです。もう一度調べてください。」とユキさん。

ガス会社のガス漏れ検知サービスの係員さんは、答えます。
「うーん、何もないですよ。この計測器は、100万分の1の単位でわかるんだけどね。どこにあてても、ゼロ。ほらね。」

乾燥機を回して、止めて、もう一度回してみます。

ユキさんは、落ち着いて、ひと息ゆっくりと吸いこみます。

「あ、ほら。いま、臭った。」

係員さんは、もう一度、乾燥機につながるガス管づたいに計測器の先をあてていきます。

「あ、ほんとだ。計測器の数字が動いた。」

しない力

アリストテレスの、こういうことばから。

What lies in our power to do, it lies in our power not to do.(何かをする力は、何かをしない力にある)

どういう意味でしょうか。

私たちはふだん、何かを成しとげるには、たくさんのことをしなければいけない、と考えますよね。

何かをしないとは、何もしないことではありません。
でも、身心を休めて、エネルギーを回復するには、意思的な活動は「何もしない」ことです。
それは、力を養っている時です。

Fear of Fear (おそれる気持ちがこわい)

失敗を恐れるな?と言いますね。

失敗とは、怖いものなのでしょうか?

間違えることが失敗でしょうか?
先生が答えを持っていて、それとおなじ答えを言うと、正解。それは以外は、間違い。それが失敗でしょうか?
間違えてはいけないから、怖いのでしょうか?

それとも、期待どおりにならないことが失敗でしょうか?
それなら、期待どおりにならなくてあたりまえなら、失敗ではありませんよね。はじめはうまくいかないことが、プラクティスしているうちに、だんだんできるようになってくる。だから、失敗の数が多い方がいいはず。

それなのに、なぜ、失敗を恐れるな、というのでしょうか?