「姿勢」が考えをつくる

「人間は頭で考え、考えていることを行動する」という見方を反転させると世界が違って見えてきます。ギブソンは、環境との相互作用の性質をアフォーダンスと呼びました。椅子にすわることも、全身と椅子の相互作用です。ものごととじぶんの間にアフォーダンスがあるから、考えたり、行動できるのです。姿勢はアフォーダンスを引き出す力です。

Sit still, breathe out. It makes you calm.(静かにすわり、ひと息はくと、落ち着ける)

プラクティスの意味

プラテクィスとは何か?① じぶんでする ② 身体でする ③ 定期的にする ④ くりかえしする ⑤ ふりかえる ⑥ 自分が変化する ⑦ 習慣になる。Practice は 、実践+練習+習慣の自覚です。プラクティスとは何かを成し遂げることではなく、よい状態に導く、方向づけ。じぶんに変化をもたらす力を引き出すしくみです。

It helps you do and get better.(実際にやって、うまくなるのを手助けする)

人をはげますとじぶんが勇気づく

Cheer someone else up.

マークトウェインは「自分自身をはげます最善の方法は、他人をはげますことだ」と言いました。人を勇気づけるとじぶんが勇気づけられます。それは、相手に語る時、じぶんもその声の響きを聞くからです。ただし、「自分自身を勇気づけるために」という理由づけは、逆効果になります。シンプルに、そのことだけを声に出して言ってみることです。

すぐにイメージできるから、わかる

「わかる」という感覚は、じぶんとつながりがつくこと。関連づけ、結びつきができることです。英語のUnderstandは「対象する物事や相手の、下に立つ」「相手の身になって関わる」という意味から来ています。対象となるものごととじぶんを結びつける、具体的な身体体験。それを後からイメージができることが「理解」になるのです。

You only understand something relative to what you already understand.

だれの都合で探してますか?

「気づきが大切だとよく言われます。でも、気づくとは、そもそもじぶんでは気づいていないことに、「あ!そうだったんだ」という思いが浮かんでくることです。「じぶんにとって気づくべきこと」が、湧き上がってこない状態。じぶんの心の中は、だれも教えてはくれません。気づこう!と意識することではなく、じぶんの姿をふりかえることです。

Are you sure about this?(これでいいの?)

Less is More (1) 少は多なり

Less = more という等式について。何かを減らすことで、多くなる。また、何かが増えることは、何かが減ることでもある。うるさすぎ、飾りすぎ、構えすぎ、考えすぎ。自分中心すぎ。これらを減らすと?感じられる回数が、実感の時が増える。つながり、結びつきが増える。わけへだてをなくせば、チャンス、可能性がふえるのです。

Less is more, more is less.

ひとりのじかんに

長田弘『一日の終わりの詩集・空の下』のあとがきにこうあります。「人生ということばが、切実なことばとして感受されるようになって思い知ったことは、瞬間でもない、永劫でもない、過去でもない、一日がひとの人生をきざむもっとも大切な時の単位だ、ということだった。」静かにすわり、一日という単位を、ひと息ずつの時間でエンパシームに。

Embrace small moments.(小さなじかんを大切に)

声が、心身をつくる。

Your voice is you.

自分が出し続ける声は、食べ物のように取り込まれ、それによって心身がつくられます。「声を出す」という行為は、全身の生命活動を使うこと。呼吸器官をはじめ、共鳴する口腔や骨、鼻や顔の骨格や筋肉などから、足の先に至るまで影響を受けます。それが、声が聴覚と脳と喉頭周りにとどまらずに、身体全部へのフィードバックを起こす仕組みです。

心の免疫力をつけるには?

心の病が増加する一方の現代社会。単に「脳の問題」ではありません。免疫系、つまり食べ物や腸内細菌までも含めた、体全体の問題です。「お医者さんと患者さん」の問題ではなくて、じぶんの身心にむきあうことなのですね。それが「回復力」(負けないで元気を取り戻せること)(レジリエンス Resilience)」です。

Be resilient.(心の免疫力を高めよう)

「ぼんやり」は「気づき」のカギ

「ぼんやり」には大切な働きがあります。ぼんやりと一見休んでいると思われる時にも、脳は活発に活動している。ぼんやりの中でひらめきが生まれます。気づきや創造性のカギ。ものであれ、植物であれ、相手とふれあって、心の働きを育むことです。ふだんは気づいていない、自然のいのちとふれあい、共感の心が引き出されるきっかけなのです。

We all resonate with each other. (わたしたちはみな響きあっている)