教えたと身についたは同じではない|人は内側から育つ②

魚が一匹も釣れなくても「釣りをした」と言えます。同じように、教えれば「教えた」と言えます。でも、それは相手が身につけたことを意味しません。釣り方やコツは教えられても、実際にやるのは本人です。「教える」と「身につける」の間には、本人がじぶんでするプラクティスがあります。教えるしくみはあってもプラクティスが欠落しています。

魚が一匹も釣れなくても「釣りをした」と言えます。同じように、教えれば「教えた」と言えます。でも、それは相手が身につけたことを意味しません。釣り方やコツは教えられても、実際にやるのは本人です。「教える」と「身につける」の間には、本人がじぶんでするプラクティスがあります。教えるしくみはあってもプラクティスが欠落しています。

英語耳°獲得のプラクティス|Recursion③ ビートにあわせて音を縮める(Beat)

ビートとは、音を等間隔に刻む時間単位です。英語は、ストレスから次のストレスまでの時間にあわせて、間の音を短くし、弱め、つなぎ、ときには端折ります。手本の音の長短を聞き、日本語のように一つひとつの音を均等に並べず、ビートの時間枠に収めてセリフ全体をまねる。速すぎて聞こえない音の正体を、耳と声でつかむプラクティスです。

Fit to the beat. (ビートに乗せて言う)

It may work うまくいくかも

Work(はたらく)とは「何かが動くこと」です。例えば、疲れて頭が回らないという時、workしていない、はたらいていない、と表現します。It works という表現には、意外な効用があります。それは、何かをした時に、自分の成功・失敗を語るのではなくて、相手の視点で語れることです。自分で「失敗」だと決めつけないことです。

Nothing will work unless you do.(じぶんでやらないとうまくいかない).

英語耳°獲得のプラクティス|Recursion② チャンクに分けてつなげる(Chunk)

英語の音は、単語ごとにはっきり区切られず、短くつながったまとまり「チャンク」として流れます。文字の区切りに縛られず、聞こえた音のまとまりを小さく分けてまね、またつなげる。それをくりかえすことで、知っている単語と実際に耳に入る音のギャップに気づきます。単語をひとつずつ読むのではなく、音の長さやつながりごとに声に出すこと。

Chunk the sound. (音をまとまりにする)

原理を身につける (1) ことばは〇〇。

母語の日本語。音で身につけています。文字で覚えることもできますが、身体で身につけるのは、音。ふだん、話したり、聞いたりする身体運動は、ほとんど無意識的です。ことばは音だという根源的なことに気づきにくいのです。言語習得の基本原理は、身体で音をつくりだし、相手の音を捉え、それを脳内でイメージと結びつけられることです。

Language is sound.(言語は音)

英語耳°を獲得するプラクティス|Recursion①身体を使って声に出す(Vocalize)

身体を楽器にして、英語の音をつくります。息、のど、声道、アゴなど、日本語ではあまり使わない身体の動きを意識し、何度も声に出す。発音という結果だけを直すのではなく、その音を生み出す身体の使い方から変え、英語の音を再現できる動作を身につけます。耳で聞こえた音を、そのまま身体で返せるように、息と声の動きまで反復して覚えます。

Words begin in voice. (ことばは、声から始まる)

See youは「バイバイ」ではない(ことばの源は心づかい)

英語で「じゃあね」は何と言いますか?See you=バイバイでありません。あることばが省略されています。また省略しない時もあります。私たちが「ことばを身につける」とは、脳内で音とイメージを瞬時に処理できることです。そして、心の働きがあります。See you.は「また会おうね」と、相手に伝える気持ちを共有することばです。

I’ll see you.(またね)

英語耳°を獲得するプラクティス|Recursion(リアルタイムの音声認知・再現力を鍛える練習ループ)

英語耳°とは、リアルタイムの音声認知・再現力。発音という結果を直すのではなく、聞く、思い出す、声にする、その原因から変える。運動・認知・想起・定着を7つの働きに集約し、気づきを次の試行へ返すRecursionで鍛えます。トレーニングを成り立たせるプラクティスそのものを育て、じぶんの内側に力を築きます。

Daily recursion builds your English Ear. (毎日の練習ループが英語耳°を築く)

いますれば、やり直せる (何度でも)

物事は丁寧にすることで身につきます。でも、つい、めんどうくさいところを端折っても、たいした影響はないだろう、と考えたりするもの。数秒のことなのだけど、それができない。あとでちゃんとやるから、大丈夫。でも、そうはなりません。「いま、しっかりすれば、また後でもやり直せる(何度でも)」そう、声に出す習慣ができると、効きます。

If you don’t have time to do it right, when will you have time to do it over?”

忘れるから学べる

忘れることはいけないことではありません。実は、覚えるためには忘れる必要があります。どんなことでも、いっぱいになってしまうとそれ以上入らなくなります。「学ぶ」と「忘れる」はひとつの循環なのです。深い眠り(ノンレム睡眠)も記憶を整理するプロセスです。一度眠らないと記憶されません。忘れることで大切なものが残り、学べるのです。

Let it go.(忘れてよい)