多くを生きるとは?(こんなふうに、瞬間を耕して)
ルソーは「最も多く生きた人とは、生を最も多く感じた人である」と言います。多くを感じるとは、生きているという実感の数が多いことです。私たちは宇宙の一部。じぶんを包む自然とふれあい、つながりが感じられる、その瞬間の中に実感は生まれます。それを思い出して、ひと息の肉声でことばにすれば、脳内にインナースピーチの種が育ちます。
Cultivate your moment.(じぶんの瞬間を耕せ)
ルソーは「最も多く生きた人とは、生を最も多く感じた人である」と言います。多くを感じるとは、生きているという実感の数が多いことです。私たちは宇宙の一部。じぶんを包む自然とふれあい、つながりが感じられる、その瞬間の中に実感は生まれます。それを思い出して、ひと息の肉声でことばにすれば、脳内にインナースピーチの種が育ちます。
Cultivate your moment.(じぶんの瞬間を耕せ)
鳥が歌うのは、答えがあるからではありません。歌があるからです。マヤ・アンジェロウのことば。何か理由があるからでも、何かの目的の手段でもない。心に歌があれば自然に歌声になって現れる。歌えば全身に響いて心がひらきます。ひらけば無意識に構えているじぶんの心が和らぎ、穏やかな気持ちになれます。歌えばインナースピーチになります。
A bird doesn’t sing because it has an answer, it sings because it has a song.(鳥がうたうのは答えがあるからではない。歌うのは、歌があるから)
空間の間も、時間の間も、じぶんと相手とのふれあいから生まれます。間の根源は、共感的な想像が湧き起こる場、その瞬間。息と声と姿勢で形になります。ただし、急にはつくれません。間には、必ず、ひとつふたつと数えられる、順番のある流れが必要です。エンパシームはその流れをつくってカプセルにおさめ、人と人とのほどよい間をつくります。
You have the power.(その力がある)
急かされている日常、最も大切なことは小さな間をつくることです。それは端的に言うと、しずかに、ゆっくり息を吐き出すことです。それだけで、一度の呼吸の長さが倍になります!その時間が、間[ま]です。ほどよい間隔とか適切なタイミングといっても漠然としています。そのものさしとなる、大切な宝物が私たちの心身には備わっているのです。
Breathe out.(息を吐き出せ)
鷲田清一さんはこう言います。「ヒューマン (human) という語は、フムスhumusという、地面とか腐食土を意味するラテン語からきている。人間はこの地上の被造物であるから、ヒューマニティ と呼ばれる。よく似た単語に、ヒューミリティ (humility) がある。謙虚さという意味。これもhumusを語源としている。」
We are only human. (私たちは人間にすぎない)
仏教は、仏の教えと書きますが、これは明治につくられた言い方で、それまでは仏法でした。人間にとって最も切実なテーマは「生老病死」という「解決はできない」問題です。が、解決できずとも、安らかに生きることで「克服」できます。この宇宙のあらゆる存在に共感して、安らかに生きるプラクティス。そちらへみちびいてくれる智慧が仏法です。
Relax.Let it go.(心を楽にして)
「読書百遍、意おのずから通ず」と言います。何度も繰り返し読めば、内容が自然にわかるようになる。素読と呼ばれるこの学習方法は、声に出して読むことです。師や友と学ぶ環境の中で、姿勢を整え、 空間にことばを放ちます。それは身体の中に響き、空間からも耳に届きます。ことばを出力することで脳にも入力が刻まれ、身につくのです。
Feel your voice.(じぶんの声にふれよ)
スピノザは「原因は 結果の中で自らの力を表現するもの」だと言います。私たちは、原因によって結果が引き起こされる、と考えますね。でも、ひとつの出来事は様々な要因が組み合わさっているのに、結果から判断して、あとから「原因→結果」のように定めるのです「考え方を変える」には、順序をさかさまにしてみれば、ヒントが得られます。
Try this. See it the other way round. (反対向きに見てごらん)
人生ということばを聞くと、じぶんが生きる以前に、漠然と「人生なるもの」があるかのような気にさせられます。でも、それは「人生」という概念上のこと。便宜的に「人の一生」を一般化しているだけです。人生は夢見るものではありません。夢を生きるのです。夢を生きるとは、ねがうこと。ねがうふるまいを、ふりかえって確かめることです。
Don’t dream your life. Live your dream.(ねがいを生きよ)
中国の古典『荘子』に収めらた「知魚楽」のエピソード。魚の気持ちがわかるか?は、他者の気持ちがわかるか?と同じ質問です。はい、察することができます。私たちには、目に見えないものを感じようとする力、じぶんと結びつける力が備わっています。共感の力です。科学の探求も目に見えないものに、親しみを感じるようとすることが大切です。
小さなもの、目に見えないものに、心をひらこう。
Open up your heart.