作法そのものが学習である[すべてに共通するエッセンス]
エンパシームは、共感的想像力の発揮を作法に変え、日々のプラクティスにします。『正法眼蔵』の体現です。道元禅師は、作法を身につけることが安らかに生きることだと説きます。学習もおなじです。例えば、じぶんを知るとは、じぶんを知ろうとする行為そのもののこと。じぶんを忘れて周囲とふれあうことです。自己の修養とは、共感の作法です。
What matters most?(いちばん本質的ことは?)
エンパシームは、共感的想像力の発揮を作法に変え、日々のプラクティスにします。『正法眼蔵』の体現です。道元禅師は、作法を身につけることが安らかに生きることだと説きます。学習もおなじです。例えば、じぶんを知るとは、じぶんを知ろうとする行為そのもののこと。じぶんを忘れて周囲とふれあうことです。自己の修養とは、共感の作法です。
What matters most?(いちばん本質的ことは?)
動機(モチベーション)は、必ず減衰します。燃える火も炭をくべないと続きません。そして新鮮な空気がいります。炭自身のじぶんが燃え続ける手入れと、ねがう心をアスピレーション (aspiration)と言います。ねがいを、呼吸のように、身につけることです。「抱負」ということばがあります。ねがいを、胸に抱き、背に負うことです。
Aspiration matters most.(思いを抱くことがいちばん大切)
知識をいくら入手しても、使えなければ知識でありません。知識を授けるとか、知識を獲得するとか、あたかもやりとりできる「もの」のように、私たちは捉えています。でも本質はちがいます。知識は伝えられる「もの」ではないのです。知識は、じぶんの中に起こる「こと」です。心の現象であり、行動のプロセスです。関わって身につけることです。
There’s a difference between knowing the path and walking the path.
道を知っていることと、その道を歩くことはおなじではない)
ルソーは「最も多く生きた人とは、生を最も多く感じた人である」と言います。多くを感じるとは、生きているという実感の数が多いことです。私たちは宇宙の一部。じぶんを包む自然とふれあい、つながりが感じられる、その瞬間の中に実感は生まれます。それを思い出して、ひと息の肉声でことばにすれば、脳内にインナースピーチの種が育ちます。
Cultivate your moment.(じぶんの瞬間を耕せ)
鳥が歌うのは、答えがあるからではありません。歌があるからです。マヤ・アンジェロウのことば。何か理由があるからでも、何かの目的の手段でもない。心に歌があれば自然に歌声になって現れる。歌えば全身に響いて心がひらきます。ひらけば無意識に構えているじぶんの心が和らぎ、穏やかな気持ちになれます。歌えばインナースピーチになります。
A bird doesn’t sing because it has an answer, it sings because it has a song.(鳥がうたうのは答えがあるからではない。歌うのは、歌があるから)
空間の間も、時間の間も、じぶんと相手とのふれあいから生まれます。間の根源は、共感的な想像が湧き起こる場、その瞬間。息と声と姿勢で形になります。ただし、急にはつくれません。間には、必ず、ひとつふたつと数えられる、順番のある流れが必要です。エンパシームはその流れをつくってカプセルにおさめ、人と人とのほどよい間をつくります。
You have the power.(その力がある)
急かされている日常、最も大切なことは小さな間をつくることです。それは端的に言うと、しずかに、ゆっくり息を吐き出すことです。それだけで、一度の呼吸の長さが倍になります!その時間が、間[ま]です。ほどよい間隔とか適切なタイミングといっても漠然としています。そのものさしとなる、大切な宝物が私たちの心身には備わっているのです。
Breathe out.(息を吐き出せ)
鷲田清一さんはこう言います。「ヒューマン (human) という語は、フムスhumusという、地面とか腐食土を意味するラテン語からきている。人間はこの地上の被造物であるから、ヒューマニティ と呼ばれる。よく似た単語に、ヒューミリティ (humility) がある。謙虚さという意味。これもhumusを語源としている。」
We are only human. (私たちは人間にすぎない)
Cheer someone else up.(人を勇気づけよ)
マークトウェインは「自分自身をはげます最善の方法は、他人をはげますことだ」と言いました。人をはげますとじぶんが勇気づけられます。相手に語るじぶんの声の響きを聞くからです。自分のために、という条件づけをはずして、シンプルに人を勇気づけましょう。そのことばは、くりかえすほど、脳内に響き、あなたのインナースピーチになります。
仏教は、仏の教えと書きますが、これは明治につくられた言い方で、それまでは仏法でした。人間にとって最も切実なテーマは「生老病死」という「解決はできない」問題です。が、解決できずとも、安らかに生きることで「克服」できます。この宇宙のあらゆる存在に共感して、安らかに生きるプラクティス。そちらへみちびいてくれる智慧が仏法です。
Relax.Let it go.(心を楽にして)