3歳の心にも「このことば」は響く
修養は身をもっておこない、心を養うこと。習慣をつくることは、じぶんが変わるように、しむけること。だからどうありたいか、ねがいの方向づけが大切です。じぶんは「どのようなおこない」をする人になりたいか、を表すことばがその方向づけになります。なりたいじぶんを表すことばをひとこと、じぶんにむけて声にして、じぶんで聞くこと。
Be a doer.(する人になれ)
修養は身をもっておこない、心を養うこと。習慣をつくることは、じぶんが変わるように、しむけること。だからどうありたいか、ねがいの方向づけが大切です。じぶんは「どのようなおこない」をする人になりたいか、を表すことばがその方向づけになります。なりたいじぶんを表すことばをひとこと、じぶんにむけて声にして、じぶんで聞くこと。
Be a doer.(する人になれ)
スペイン・カタルーニャ地方のカルソッツは冬の風物詩。炭火で真っ黒に焦がした太い長ネギ。片方の手で、焦げたアツアツの外側部分をつかみ、もう片方の手で内側の芯をスルリと抜き出します。ぶらぶらするネギの下先をロメスクソースに浸し、天をあおぐようにして口の中に差し入れます。はじめて自転車に乗った時のように、思い切ってやること。
Anyone who has never made a mistake has never tried anything new.(失敗したことがない人とは、何も新しいことをトライしたことのない人)
The way up and down are one and the same.
ヘラクレイトスは言いました。「人は同じ川に足を二度入れることはできない。」川は刻々と変化している。もう一度足を入れる時には、もうさっきと同じではない。じぶんという存在もおなじです。いま、「じぶん」という時には、もう、さっきと同じ「じぶん」ではない。いえ、そのような「変化するじぶん」を、私たちは日々生きているのです。
大切な「声ことば」の種をまく人は、じぶんです。ありのままの、何もないそのままの、じぶんの、ふるまい。それだけが、じぶんのみちをつくります。小さく、みじかく、ゆっくりと。やわらぐふるまいの場をおこすと、自然にゆだねるひとときが生まれます。その時、じぶんに寄り添うことばを出してみましょう。大切なのは、しっかり歩くこと。
Slow down.(いそがないで)
新しいことをしようと思っても、自意識に囚われたり、知識が邪魔をすると行動できません。どうしたらよいか?「つみへらす」ことです。取り込むのではなく、へらす行為を積み重ねること。①へらす、すてる ②やめる、とめる ③けずる、みがく ④ゆるめる、やわらげる ⑤あげる、わかちあう、など。身体から離すような引き算のアウトプット。
Unlearn yourself.
人生の目的は幸福ではない。ラルフ・エマーソンは言います。「人の役に立ち、活かされること。人の敬愛に値し、すべての物事に、思いやり、慈しみ、共感の心をもてること。生きたという実感をもてることである。」幸福が人生の目的だと漠然と思い込んでいると、肝心な「行動」を忘れてしまい、「幸福の道」ができにくくなるのかもしれません。
Sense your way. (歩む実感を)
湖底に堆積した花粉や昆虫の化石でできた縞模様(年縞)で、太古の地球のふるまいを知ることができます。おなじように、エンパシームも、じぶんの手や声、空気の様子など、ふるまいの小さな「つぶ」を集めることで、じぶんをふりかえります。単なるデータの復元ではありません。あなた自身のふるまいと想像力を活かす「気づきのカプセル」です。
It’s a time capsule.
「隈もなく 澄める心の 輝けば 我が光とや 月思ふらむ」 月と夢の歌人、明恵上人。隅もないほどに澄んだ心を月が見て、じぶんの光だと思うかもしれない。明恵上人自身が月になり、世界を見ています。宇宙に包まれ、私たちはいつも共に感じる「相手」と暮らしています。想像こそ。夢は、想像の宝庫。物事を結びつけて発想を生み出す場です。
Dream is imagination.(夢は想像)
蓮の花とおなじように、じぶんという存在もまた、不思議です。私という人間が、世界のあるところに生きていて、世界を眺めたり、物事を考えているようで、実は、自然に委ねられています。「私が生きている」のではない。「じぶん」を生きている。「じぶん」はすでに、宇宙に委ねられている。じぶんという土の上を、導かれて歩いているのです。
You live your “Self.”(じぶんを生きている)
声を聞くとその人のイメージが浮かびます。その人を知るとその人の声が思い出されます。記憶に刻まれると声とイメージが一体化します。別々のものをつなげるのではなく、もともとつながっています。音声とイメージが融合するところに言語が生まれ、人間は言語と共に進化してきました。肉声の中にイメージが宿り、その中に声のことばが宿ります。
Voice is the soul.(声はたましい)