動物のココロを持っている ① [気づいていないだけ]

自閉症を持つ動物行動学者として知られるテンプル・グランディンさん。動物の感覚に似たセンスがじぶんにあることを発見して以来、動物の感覚と行動を研究してきました。日本語の自閉症は、英語では、Autism(自己内部で完結した精神状態)、spectrumと呼ばれます。動物と人間には驚くほど共通点がある、とテンプルさんは言います。

I am different, not less. (劣っているのではなく、人とちがうセンスをもっている)

じぶんがミッシングピース

私たちは、自分の中に何か欠けたものがあると考えますね。でも本当は「じぶんに」何かが欠けているのではなくて、じぶんの存在する世界を忘れているのです。じぶんを包んでいる世界。じぶんもその一部であることを忘れているのです。じぶんのミッシングピースを探すのではなく、じぶんがミッシングピースになっていることに気づくことです。

I am the missing piece.

まず、和らぐことから始まる。

「十七条憲法」のエッセンスは「和らぐことがいちばん大切」ということです。やわらぐとは、おだやかになることです。和とは、異なるものが混ざり、親和すること、調和することです。そのような空気をつくるための姿勢が大切。ひとりの人間でも集団でも同じです。空気が冷たいと、体がかたくなります。ストレスを感じ、エネルギーを消費します。

First things first.

相手があるから、美味しい

マイアミで茶会をひらく梶昭彦さんはこう語ります。「無心?大そうに語れるようなことは何もありません。ただ、どんな粗末な場所でも、お茶を飲んでくれる人がいたら、精一杯、おいしいお茶を点てたい。その時に無心になっているというのはありますね。」美味しいお茶があるのではありません。相手があるから、あなたが飲むから美味しいのです。

Serve others.(みなのために)

続けられるチカラ ⑦ [好きになろうとする時に]

ふりかえって声にだしてはじめてカタチができる。ふりかえらないと、じぶんに気づけません。ふりかえりを身につけると、何かに夢中だったということに後から気づけます。そんなふうに、気持ちは後から生まれてくるもの。好きになろうとしているじぶん自身に気づけば、じぶんが変われます。それが続けられるチカラの中で、いちばん大きなチカラ。

Love what you do.(好きになろうとするチカラ)

続けられるチカラ ⑥ [みんなのチカラをいただいている]

私たちはいつも、まわりのチカラに助けられています。ひとりでいても、ひとりではありません。気づいていないだけです。例えば、空を見上げて、おもしろい形の雲だなぁと思う時。じぶんとおなじように感じる人がいます。その雲のおもしろいと感じるのが、世界にじぶんひとりだけとは思いませんよね。今度空を見上げたら想像してみましょう。

Serve others.(人のために)

続けられるチカラ ⑤ [身の周りのチカラに助けられている]

「力を出せ」と言いますが、話は逆です。何かが動いて変化が起こることがチカラです。じぶんひとりで出すものではなく、出ているチカラに気づくことです。静かにすわり、声を出すと気づきます。空気があるから聞こえる。重力があるから坐れる。自然のチカラで生きている、と思えれば、楽になります。身の周りのチカラをいただいているのです。

You’re not alone.(じぶんひとりじゃない)

火星に帰ったよ [心の宇宙を共にゆく]

「ぼくは火星に帰る、てね、いつもゆうてたんで。エンパシームで、毎朝、息子に今日のエンパレットを読んで、それを毎日、語りかけるようになって、みなさんとつながって、「ほんまにおるんちゃうかな。」「ケイタになった気分や!」そう言われた時、すごくうれしかったです。」ケイタくん、レイ・ブラッドベリの『火星年代記』に出てきますよ!

We are the universe.(私たちが宇宙)

ことばの声 [月になった姉から]

「姉は月の光のようでした。」兄弟の意識が連続しているという安堵感が喪失感に入り交じった。「人はみな、借りを返しながら生きるのです。」以来、姉は私の三日月になった。毎日を大切に生きることを誓った。ありがとう、ということばで心が震えるようにすること。声の響きのあることばで語り、自分でそのことばを聴き、書いて確かめること。

I’m with you.(いつも、いるよ)

ココロが絵 [共感のチカラ]

やまと絵師の吉本徹也さんは、こう言います。「描いているのは、自然の手になっているじぶん。ぼくの絵がいいんじゃなくて、見ている人がいいんです。」ふだん、私たちは美しい絵があって、それを見ていると思っています。が、実は「美しい絵」があるのではなくて、ココロが動くことが美しいのです。あなたのココロが美しい絵そのものなのです。

It’s resonance.(ココロが響くから)