
(ピンホールを通る日食の光)
いろんな情報や知識があっても、そのままでは、信念や知恵には、発展していきません。
Connect the dots.
(点と点を結べ。つながりをつけよ。)
星空を見上げると、星座が見つかりますね。星座をなす星どうしをつなげているのは、私たち人間の想像力です。遠く離れた星どうしを想像でつなげることができるから、私にとっての星座になるのです。
点と点をつなげるのは、じぶんです。日常の出来事も、自分自身の体験や考えと結びつけようとする心によって、つながりを持つようになります。何もせずに、物事同士が勝手につながることはありません。
それらの物事を相手として関わろうとする姿勢です。
点と点をつなぐ、というよりも、じぶんの思いによって、つながっていくということ。じぶん自身は、未だ見えないその線をおこすための「下ごしらえ」です。
スティーブ・ジョブズさんは、こう言いました。
「将来のことを考えて、点と点をつなげる、ということはできません。点と点は、ふりかえったときに、後からつながるもの。いまできることは、いつかつながると信じて、進むことだけです。」
点と点をつなげるものは、信じる心。
失敗も含めた体験のひとつひとつが点になります。それらがなければ、後からつながりようもありません。点がたくさんあれば、離れていても、共感の心で後からつながってきます。トライした体験が点。あとはじぶんが「線」になって、点と点を結んでいくのです。
そのためには?ジョブズさんは、言います。
Love what you do.
(じぶんのすることを好きになることだよ)
一歩一歩、歩いていけば、じぶんの後ろの路ができます。それをトレイルとよびます。そのうち、そのトレイルがふえてきて、何度も歩いたり、ふりかえったりするうちに、つながってきます。歩いたからこそ、あとでつながるのです。歩く前に、つなげることはできません。
Connecting the dotsは、ジョブズさんのことばとしても有名になりました。でも、「点をつなげよう」と言っているのではなかったのです。歩いて、線ができたら、点がつながるよ、と。そのためには、夢中で歩くこと、なのです。
点のことは、忘れて、まず、歩きましょう。
FUN TO IMAGINE (3) 未来はチャンスとトライの組み合わせの妙
出典・参照:Steve Jobs 『Stanford Commencement』、「英プラ」トレイル 3 (93) Look at the stars.
「The sky is full of imagination.」
「Steve Jobs’ 2005 Stanford Commencement Address(動画)」