雨になった足|ことばを移すと体験が生まれる①
雨になった足。海になったスニーカー。ことばを移すと、見え方が変わります。「こどもの頃、雨が降って水たまりが洪水になると、それだけで高揚した。長靴をはいて水たまりに入ると、それだけで興奮した。夢中の果て、長靴の中も海になった。あの感覚が蘇える。」両足と豪雨、スニーカーと大海。別々のものが重なる時、新しい経験が生まれます。
Words seed your view.(ことばが、見方のタネをまく)
エンパレットのカテゴリー Nurture 心を養う
雨になった足。海になったスニーカー。ことばを移すと、見え方が変わります。「こどもの頃、雨が降って水たまりが洪水になると、それだけで高揚した。長靴をはいて水たまりに入ると、それだけで興奮した。夢中の果て、長靴の中も海になった。あの感覚が蘇える。」両足と豪雨、スニーカーと大海。別々のものが重なる時、新しい経験が生まれます。
Words seed your view.(ことばが、見方のタネをまく)
乾燥マンゴーに唐辛子をまぶす。甘さと辛さ、異なるものを隔てず、近づけ、あえ、包みこむ。発明は一人の天才のひらめきとは限りません。すでにあるものを少しずらし、異なるものを重ね合わせる。何世代もの無数の手が、屋台の味を変奏し、育ててきた。発想とは分けて考えるクセを手放し、出会わせ、混ぜ合わせ、そこに新しい関係をつくること。
Unlearn the divide. Think the other way around. (分けるという発想を手放せ)
教えたことを覚えたかは、テストでわかる。でも、何が身についたかは? その本人がじぶんだったら?身についてきた? 何か変わった? じぶんにとって意味がある? 正しい答えはいりません。あえて声に出してじぶんにたずね、ふりかえる。その体験が自問する力を育てます。じぶんから問いをもつことで、じぶんにとって大切な意味が生まれます。
Dare to ask yourself. (ひらきなおって、じぶんにたずねる)
プラクティスは、やったら終わりではありません。終わりまでていねいにし、練習と練習の「あいだ」も大切にする。ことばを思い出し、後でもう一度声にすることで、覚えたことを必要な時に取り出しやすくします。内なる声も使いながら、今日の体験を明日へつなぐ。その小さなくり返しを毎日のしくみにすると自走する力が少しずつ育っていきます。
Keep it with you. (そのまま、持っていく)
「わかった」と思っても、たいていはまだぼんやりしています。「わかった気」で体験を流さず、じぶんの軌跡をたどって反芻する。気づいてから書くのではなく、一行書くことで気づきやすくする。さらに、気づきやフィードバックを次の行為に返し、またふりかえる。この循環を重ねることで、じぶんのふるまいが見え、自覚が育ちます。
Write one line. (1行しっかり書く)
自信がない。でも、そもそも何回やったでしょう。まだ失敗すらしていないのに、失敗を先回りして避ければ、できるようになる機会まで失います。自信は、やる前にあるものではありません。まず一回やってみる。思うようにいかなくても、予想が経験に変わります。演じて、くり返す。その一回一回が、じぶんでできる自信の原因になります。
You haven’t even tried it once. (まだ、一度もやってみていない)
母語の音やリズム、これまでの学び方は、自己流として身体にしみこんでいます。問題はそれに気づかないまま「練習した」と思ってしまうこと。自助とは、お手本の力を借り、じぶんでは見えない自己流に気づき、修正することです。まねることは低次の練習ではない。お手本を再現しようとして初めて、違いが見え、自己流を少しずつ変えていけます。
Listen closely. Follow the model. (よく耳を傾け、お手本をまねる)
毎日のプラクティスを意志に任せると、いつもの行動に流され、始める前から惰性の中にいます。私たちは歯みがきのように、考えなくても自発できるしくみをすでに身につけています。おなじ時間、場所、姿勢を決め、静かにすわり、場を整える。余計な負担を減らし、始めやすいしくみをじぶんの内側につくることが、自発の第一歩です。
Sit quietly. (静かにすわる)
心に響いたことばも、声にしなければ、いつの間にか薄れていく。外から届いたことばを、じぶんの声にする。じぶんの身体を通して発することで、ことばは情報ではなく、じぶんの内側で育つ力になる。じぶんから出た声が、じぶんの耳に届く。その循環が、まだ形になっていなかった思いを、じぶんのふるまいを、静かに少しずつ変えていく力になる。
Sow a seed.(声のタネをまく)
アルフレッド・アドラーのことば。「失敗をおそれることはない。生きることを学ぶ方法は他にないのだから。」勇気づけられる一方で、失敗しないようにすることも、失敗なのかな?という気もし、どこか心もとないですね。恐れるか、恐れないかのふたつだけで考える必要はありません。恐れる気持ちが湧き上がったら、それを減らしてあげることです。
Can you help me?