勇気の文法 ② (いきなり勇気は出てこない)

勇気を出してガンバレ!それができれば苦労はない。こんな思考パターンになっていませんか?勇気はいきなり出てきません。勇気のタネが芽生えるのは、意識せずにできるふるまいの中。「じぶんが気づいてないこと、何だろう?」と、ことばを声にして、じぶんにたずねることです。答えを聞くのではなく、じぶんに問いかける行為が勇気の源です。

Courage doesn’t happen when you have the answer. (答えが決まっていたら、勇気は出ない)

人生は「点と点をつなごう」とするじぶんの線

刻々と消えていく瞬間。人生の出来事ひとつひとつが点だとすると、その点を代表するものは、ひとことのセリフです。セリフとは、2秒ほどの短い時間に発する、完結したことばです。人生の点は、セリフです。 一瞬のうちに、じぶんの心の働き(動詞)を出す、ミニマルな単位。点と点をつなごうとする心もまたじぶんのセリフで形づくられます。

Life is made of your self-quote connection.(人生は、じぶんでつくるセリフのつながりでできている)

「念ずれば花ひらく」(忘れられている真実)

あなたは、どちらですか?「念じたって、花なんて咲かないよ。」それとも「思いをこめれば、願いはかなうんだ。」声にだすと気づくでしょう。念ずるとは、大切にすることばを、ひと息の声に出して唱えることです。信じることばを、くりかえし、ふりかえり、じぶん自身とつないでいくことです。すると、ひとつずつ、ひらいていく花に出会えます。

Be as one.(ひとつになる)

人は希望の中に生きている(ヴィクトール・フランクル『夜と霧』)

人はねがいの中に生きている。そのことに、私たちはふだんは、気がついていないかもしれません。ヴィクトール・フランクル『夜と霧』のつぶさな記録は「希望があることと生きていることは同じことだ」という証明です。収容所の過酷な境遇でも、快適で幸福な境遇でも、おなじように、人は希望の中に生きています。

Inspire Hope. (希いに息吹を)

見えるものをしっかり見よう

『星の王子さま』に出てきます。「いちばんたいせつなことは目に見えない。」実は、見えるはずのものが、見えていない、気づいていないのかもしれません。また、直接は目に見えなくても、何かに映して間接的に見ることができます。手でふれる、味わう、耳で聞く、体に響かす、声で呼び出す、心で察する、というふうに感じ取ることもできます。

See it through.(先まで見てごらん)

道があるからめぐりあえる(トレイルにゆだねて⑥)

めぐりあいは不思議。心がひらいているといろんなことが起きます。生き物との出会いもおなじ。おなじ目線にして静かに待ちます。その場の空気の一部になることです。急に近づこうとせず、ほんの少し、待ちます。撮るのではありません。見るというよりも、聞こうとすることです。出会った時に、じぶんの心がひらいていたかどうかがわかります。

Be open. You’ll come across the unknown.(心をひらくと、未知に出会える)

道があるからくりかえせる(トレイルにゆだねて②)

道はつながっている。ものではなく。道はたくさんある。たった一本ではなく。道は曲がっている。いつもまっすぐ、ではなく。道は反対向きにも歩ける。いつも一方向、ではなく。道は起伏がある。いつも平坦、ではなく。道は仲間と歩ける。いつもひとりではなく。道は景色の中にある。道だけではなく。道はふりかえれる。歩いて終わりではなく。

Practice is life.(プラクティスが人生きること)

道があるから歩める(トレイルにゆだねて①)

道があるから歩むことができる。道をたどっていくことで迷わずに進める。ある地点にたどりつくことができる。だんだん高いところへも登っていける。一本の道にいくつもの自由が生まれます。そして、その一本が次の道、別の道につながり、そうやって世界が広がっていきます。歩む時間が、つながりをつくり、じぶんの中に意味を生み出すからです。

A path is a way of making sense of the world.(道とは世界の意味を見出す方法)

Fun to Imagine (1) 想像を生きている

想像力は、人間に備わった最も大切な能力のひとつです。というより、私たちは、つねに想像しながら生きています。生きていることの一部。自然の想像力を生きている。想像しながら生きていることは、自然の想像力そのものなのです。ファインマン博士のエピソードから、その一端を垣間見て、じぶんも実験して、想像をたのしむことができます。

Fun to Imagine.(想像は、たのしい)

話がさかさまです! ( aやtheがつくのではなく、aやtheが先)

英文法の冠詞「aとthe」を題材にした、意外なお話です。名詞につけるというけれど、どう見ても、aやtheの後ろにものの名前がくっついています。声に出す時、aやtheを先に言いますよね。ことばは発声の順番にしか話せないし、書けません。文法の説明は時間を無視した、現実にはありえないことを言っています。どういうことでしょう?

That’s the thing.(まさに、それ)