実感を切り取れ!(カルペ・ディエムの真意)
ギリシャの詩人・ホラティウスの詩に「カルペ・ディエム 」(Carpe Diem) ということばがあります。後のことを考えるのは最小限にして、今日を摘め、という、明快なアドバイスです。カルペ・ディエムに不可欠なことは、静かにすわることです。一日のおわりに、ひと時の静寂をもつこと。その実感の切り取りがカルペ・ディエムです。
Practice Carpe Diem with Empatheme.
ギリシャの詩人・ホラティウスの詩に「カルペ・ディエム 」(Carpe Diem) ということばがあります。後のことを考えるのは最小限にして、今日を摘め、という、明快なアドバイスです。カルペ・ディエムに不可欠なことは、静かにすわることです。一日のおわりに、ひと時の静寂をもつこと。その実感の切り取りがカルペ・ディエムです。
Practice Carpe Diem with Empatheme.
What else can you do?
ロジャー・フェデラーさんは、こう言います。「どんな選手も、毎週、勝てるわけではない。調子の出ないときはいくらでもある。でも、何も心配はいらない。じぶんの練習にもどればいい。失うものは何もないよ。」他に何ができるかい?とじぶんに聞くだけで、そのことばが強い味方になります。気が和らげば、平静な状態にすぐ戻れるのですから。
Hope begins in the dark.(ねがいは暗い時に始まっている)
「希望は暗い所ではじまる。信じて、そこにいれば、よい。じぶんがすべきことをして、待っていれば、夜明けは必ず来る。」待つことが勇気。見守ることが勇気。じぶんのすべきことをすることが勇気。あなたのねがいは、暗い中、じっと朝を待っています。待つ勇気を支えることば(Help、Thanks、Wow)声にして、信じることです。
フィードバックもフィードフォワードも、ものごとの手順、流れのあるシステムの機能から生まれたことばです。どちらも大切な役割があります。じぶんを具体的にふりかえり、気づきをうるために。フィードフォワードは、ただの前向きの気持ちではなくて、未知(わからないこと)へじぶんを向けるために、ことばに出して発想をつなぐことです。
Give yourself Feedback and Feedforward.(フィードバックとフィードフォワードの両方を)
『プラテーロとわたし』は、100年以上、世界中で親しまれてきた作品です。ストーリーの終わりにこんな場面があります。「ボール紙のプラテーロは、ますます、お前よりもお前に見えるんだ。」プラテーロの過去のイメージがどこかに存在していて、そのコピーが脳の中に現れるのではなく、ことばに出す現場にいつも、プラテーロは生きています。
想像してみてください。森で風が吹いています。オークの木々がゆれています。ザワザワ、音がしているはずですよね。いいえ。木々の揺らぎ自体に音はありません。音はあなたがそこにいる時だけ、あなたの耳に聞こえます。 聞こえないはずのものが、ある。というより、聞こえないから想像するのです。見えない・聞こえないからこそ、あるのです。
It exists in your imagination.(想像の中に存在する)
スピノザは、「人間の本質は、その人の自然な力が発揮されることである。」と言います。そして、「どのように生きよ」という道徳や教育よりも、じぶんが手持ちの力で生きることを倫理として説きました。私たちには、相手と同じような存在であるという感覚、他者に共感できる力があります。それは制約の中でこそ活かすことのできる最大の力です。
You’ve got the power!(すでにその力があるんだよ)
勇気は正解があると思うと出てきません。答えを教えてもらうことではなく、じぶんで行動することで後からできてくるものです。私たちはふだん「勇気があるから行動できる」と考えがちですが、話は逆です。ことばも文法書で覚えた人がいないのとおなじように、プラクティス(やってみること)で身につけるのです。勇気の素を手入れをするように。
Courage happens when you don’t know the answer. (答えがわからないから、勇気になる)
勇気に文法があるの?はい。でも文法は、本を読んで覚える知識ではありません。プラクティスして身につけるふるまいが文法です。勇気は、怖いもの知らずのことでなく、一歩を踏み出すことです。それは、「やればできる、でもやらない」じぶんに気づくこと。その一歩だけでいいの?はい、「一歩しか歩けない人」はいません。一歩を踏むことです。
I am encouraged.(勇気づけられる)
刻々と消えていく瞬間。人生の出来事ひとつひとつが点だとすると、その点を代表するものは、ひとことのセリフです。セリフとは、2秒ほどの短い時間に発する、完結したことばです。人生の点は、セリフです。 一瞬のうちに、じぶんの心の働き(動詞)を出す、ミニマルな単位。点と点をつなごうとする心もまたじぶんのセリフで形づくられます。
Life is made of your self-quote connection.(人生は、じぶんでつくるセリフのつながりでできている)