人生にネタバレはない [いつでも変われる]
次の3つの中でどれがいいですか。(A)オチがわかっているミステリー映画。(B)結果のわかっているスポーツ観戦。(C)答えがわかっている人生。答えが全部わかっていたら生きる意味がうせてしまいます。ネタバレはつまらないはず。なのに、私たちは先に答えばかり聞きたがってないでしょうか。ひとつ正解があると思い込んでいませんか?
No surprise, no life.(おどろきのない人生なんてない)
次の3つの中でどれがいいですか。(A)オチがわかっているミステリー映画。(B)結果のわかっているスポーツ観戦。(C)答えがわかっている人生。答えが全部わかっていたら生きる意味がうせてしまいます。ネタバレはつまらないはず。なのに、私たちは先に答えばかり聞きたがってないでしょうか。ひとつ正解があると思い込んでいませんか?
No surprise, no life.(おどろきのない人生なんてない)
スピノザは、「人間の本質は、その人の自然な力が発揮されることである。」と言います。そして、「どのように生きよ」という道徳や教育よりも、じぶんが手持ちの力で生きることを倫理として説きました。私たちには、相手と同じような存在であるという感覚、他者に共感できる力があります。それは制約の中でこそ活かすことのできる最大の力です。
You’ve got the power!(すでにその力があるんだよ)
勇気は正解があると思うと出てきません。答えを教えてもらうことではなく、じぶんで行動することで後からできてくるものです。私たちはふだん「勇気があるから行動できる」と考えがちですが、話は逆です。ことばも文法書で覚えた人がいないのとおなじように、プラクティス(やってみること)で身につけるのです。勇気の素を手入れをするように。
Courage happens when you don’t know the answer. (答えがわからないから、勇気になる)
勇気に文法があるの?はい。でも文法は、本を読んで覚える知識ではありません。プラクティスして身につけるふるまいが文法です。勇気は、怖いもの知らずのことでなく、一歩を踏み出すことです。それは、「やればできる、でもやらない」じぶんに気づくこと。その一歩だけでいいの?はい、「一歩しか歩けない人」はいません。一歩を踏むことです。
I am encouraged.(勇気づけられる)
刻々と消えていく瞬間。人生の出来事ひとつひとつが点だとすると、その点を代表するものは、ひとことのセリフです。セリフとは、2秒ほどの短い時間に発する、完結したことばです。人生の点は、セリフです。 一瞬のうちに、じぶんの心の働き(動詞)を出す、ミニマルな単位。点と点をつなごうとする心もまたじぶんのセリフで形づくられます。
Life is made of your self-quote connection.(人生は、じぶんでつくるセリフのつながりでできている)
人はねがいの中に生きている。そのことに、私たちはふだんは、気がついていないかもしれません。ヴィクトール・フランクル『夜と霧』のつぶさな記録は「希望があることと生きていることは同じことだ」という証明です。収容所の過酷な境遇でも、快適で幸福な境遇でも、おなじように、人は希望の中に生きています。
Inspire Hope. (希いに息吹を)
アルフレッド・アドラーのことば。「失敗をおそれることはない。生きることを学ぶ方法は他にないのだから。」勇気づけられる一方で、失敗しないようにすることも、失敗なのかな?という気もし、どこか心もとないですね。恐れるか、恐れないかのふたつだけで考える必要はありません。恐れる気持ちが湧き上がったら、それを減らしてあげることです。
Can you help me?
井上円了は生涯をかけて宇宙と心の「不思議」を探求し、その哲学を全国津々浦々、5400回人々に語りかけました。自然にふれて、不思議を学ぶのです。未知にふれると想像がわきます。わからないものがある、ということを教えてくれる。その自然に包まれて生きているのに、それを忘れている。心をひらけば、世界の不思議に気づかされます。
Open up your heart.(心をひらいて)
めぐりあいは不思議。心がひらいているといろんなことが起きます。生き物との出会いもおなじ。おなじ目線にして静かに待ちます。その場の空気の一部になることです。急に近づこうとせず、ほんの少し、待ちます。撮るのではありません。見るというよりも、聞こうとすることです。出会った時に、じぶんの心がひらいていたかどうかがわかります。
Be open. You’ll come across the unknown.(心をひらくと、未知に出会える)
道のほとんどは、まっすぐでも平坦でもありません。だからこそ、目標にたどりつくことができます。山の道をまっすぐ登るのはとても困難です。道がゆるやかに、ぐるぐると進ませてくれるからこそ、すこしずつ登っていけるのです。ふだんの生活も、道とおなじです。ものごとは、急に達成しません。すこしずつ、順に進むからこそ、上達するのです。
All you need to do is keep going.(大切なのは、歩み続けることだけ)