エンパレットのカテゴリー Cultivate 修養

脳を活性化させるしくみ ② [静かにすわる] 無意識のフィルター

天然のミネラル水がおいしいのは、自然が不純物をろ過してくれるからです。 それでは、ごちゃごちゃの頭をスッキリさせる方法はありますか?実は、ひとり静かにすわる「作法」が、雑念を取り除き、心をクリアにするフィルターになります。シンプルな作法の中に、① 静穏 ② 姿勢 ③ 呼吸 ④ 時間 の要素が入っているからです。

A moment of calmness clears your mind.(静穏のひと時が雑念をフィルターする)

脳を活性化させるしくみ ① [山路を登る]

山路を登る時、脳が活性化します。坂の勾配が適度な負荷をかけ、全身運動になります。血流が増えて脳が刺激されます。脳は全身の細胞が共に働くための調整役。脳を鍛える最善の方法のひとつが山路を登ることです。山路は、地球の重力をほどよく使い、思考を形づくるしくみ。歩くことで、いつもくりかえし考えていることがふるいにかけられます。

Use it or Lose it.(使わないと失われる)

安らかに生きるプラクティス[仏教ではなく、仏法]

仏教は、仏の教えと書きますが、これは明治につくられた言い方で、それまでは仏法でした。人間にとって最も切実なテーマは「生老病死」という「解決はできない」問題です。が、解決できずとも、安らかに生きることで「克服」できます。この宇宙のあらゆる存在に共感して、安らかに生きるプラクティス。そちらへみちびいてくれる智慧が仏法です。

Relax.Let it go.(心を楽にして)

声にうつるもの (Congruence)

声はじぶんの鏡。静かにすわり、じぶんに向けてひと言、声にすると、その声の調子でことばの意味と表現の調和がわかります。英語にcongruenceということばがあります。言っていることと、行っていることが一致している調和の状態を表します。実は、あなたのペットの犬も、あなたのことばの意味と表現をちゃんと捉えています!

Your voice reflects your Self.(声はじぶんの鏡)

素の力をひきだそう (Keep it simple)

『論語』の学習では、素読が基本でした。声に出して、ことばを読む。繰り返し、自分の声で出力することで、身につけるのです。文章の解釈、つまり「正解」を教わるよりも、まず、自分の中に取り込むこと。取り込んだ「声ことば」は自分の一部になります。そうして、いつでも引き出せるようにすることが「まなびの土壌」になるのです。

Keep it simple.

出力こそ、最大の学び。(出力は入力、入力は出力)

「読書百遍、意おのずから通ず」と言います。何度も繰り返し読めば、内容が自然にわかるようになる。素読と呼ばれるこの学習方法は、声に出して読むことです。師や友と学ぶ環境の中で、姿勢を整え、 空間にことばを放ちます。それは身体の中に響き、空間からも耳に届きます。ことばを出力することで脳にも入力が刻まれ、身につくのです。

Feel your voice.(じぶんの声にふれよ)

いますれば、やり直せる (何度でも)

物事は丁寧にすることで身につきます。でも、つい、めんどうくさいところを端折っても、たいした影響はないだろう、と考えたりするもの。数秒のことなのだけど、それができない。あとでちゃんとやるから、大丈夫。でも、そうはなりません。「いま、しっかりすれば、また後でもやり直せる(何度でも)」そう、声に出す習慣ができると、効きます。

If you don’t have time to do it right, when will you have time to do it over?”

フランクリンの修養ツール

課題とする徳目を選び、毎晩それに反する行為がなかったかをふりかえり、できなかったことを印にして数えるのがフランクリンの修養法。まず、具体的な行為をかみ砕いてふりかえることからです。エンパシームは、静穏のひと時をつくり、じぶんのことばを声に残します。そのじぶんを後からふりかえれます。フランクリンの修養ツールになります。

Count your actions.(じぶんのふるまいを数えよ)

レッスンは、教わるものではなく、身につけるもの

教えてもらうことは学ぶための最善の方法のひとつ。でも「教えてもらう=身につくこと」ではありません。いくら教えてもらっても、じぶんでしないとできるようにはなりません。プラクティスしてはじめて、学びがはじまります。身体を使って身につけることです。身体を使うとは、脳の各領域を活性化させることです。身体を使うと心が働くのです。

Lessons are not given, they are taken.(レッスンは与えられるものではなく、学びとるもの)

疾風勁草 ③ [しなやかになるプラクティスとは?]

プラクティスそのものが、そのまま「心のしなやかさ」になります。しなやかな心の場がひとつできれば、あとは、ひとつずつ、ふやし、つなげていくだけです。プラクティスは、① ひとり、静かに、すわること ② ゆるやかにふるまうこと③ 声に出して、じぶんにことばをかけること。エンパシームは、その時の状態を鏡のように写します。

Practice gets you better.(プラクティスで上達)