時をかけて、心は円熟する|耳順②
孔子は耳順(みみしたがう)を人間円熟の形式だと考えた、と小林秀雄さんは言います。知識を増やすのに時間がかかると言ったのではなく、世の中は、時をかけて、みんなと一緒に暮らしてみなければ納得できない事柄に満ちている、だから本質的なのだ、と。円熟は耳順の別の表現。耳順は他者と共に生きる意味をかみしめる、心の円熟を表すことば。
Cultivate your inner speech.(心のことばを育てよ)
孔子は耳順(みみしたがう)を人間円熟の形式だと考えた、と小林秀雄さんは言います。知識を増やすのに時間がかかると言ったのではなく、世の中は、時をかけて、みんなと一緒に暮らしてみなければ納得できない事柄に満ちている、だから本質的なのだ、と。円熟は耳順の別の表現。耳順は他者と共に生きる意味をかみしめる、心の円熟を表すことば。
Cultivate your inner speech.(心のことばを育てよ)
孔子は60歳の還暦を「耳順」(耳したがう)と言いました。なるほど、素直に人の話を聞き入れられるというのは大変なことなんだな、と。でも、ちょっと変な気もします。聖人が60年の歳月をかけ、ようやく、耳がしたがうようになったというのです。それほどの時間がかかるもの?だれもがふだんから「聞き入れている」のではないでしょうか?
Internalize your speech seeds.(じぶんのことばとして内面化せよ)
「メロンスープの海に浸っている!」ものごとを反転させて考えてみることも大切です。何でもあたりまえになって慣れてしまうことが、「気づく力」を弱めるからです。日常の身近なことで、さかさまにしてみるプラクティスは、こんなところにも!委ねる、という手があったんですね。身体がお湯に包まれるといい気分になりますね。それと同じです。
Immerse yourself.(ゆだねて、ひたれ)
日本の近代黎明期、井上円了は生涯をかけて、宇宙と心の「不思議」を探求し、その哲学を日本の隅々まで伝道しました。師と共に学ぶ。友と共に学ぶ。「共にある」という思いが、大きな支えになります。エンパシームは、先生のことばとじぶんをつなぐ路になります。修養トレイルは、その路の案内・伴走役となり、日々のプラクティスを助けます。
I’m with you.
アリにはアリの、チョウにはチョウの、サクランボにはサクランボの世界があります。みなそれぞれちがう、じぶんの世界を生きています。生物にとって、意味あることだけが知覚されます。ユクスキュルはそれを環世界 と呼びました。「行動は刺激に対する物理反応ではなく、環世界あってのもの。」私たちはじぶんという風土を生きているのです。
Cultivate your mind.(じぶん風土を育てよ)
セラピストのユリコさんは、こう言います。「求めないことです。じぶんを苦しめているのは、求めすぎていることに気づかないから。じぶんで決めつけないで、ゆだねることで、心がひらくのだと思います。」私たちには、ゆだねる、というチカラがあります。じぶんの心と戦わないでいいのです。ひと息の声を出すことで、そのチカラが使えます。
Let it go – あゐてにふすいま(相手にゆだねて)
deedは、実際にした行為をふりかえって言うことば。することが大切なのは、あたりまえと思うかもしれません。が、大切なのは、ふりかえることです。ふりかえって確かめることで気持ちがスッキリします。自覚して行為の意味が生まれます。静かに心を整えるルーティンがよいおこないです。今日のひとことを仲間にシェアすると証になります。
Seed your Deed.(ことばを声にだして、おこないの証を)
陶芸に勤しむユキさんはこう言います。「ついにできました。こんなものをつくりたかったんです。どんなことをしてもこわれない、というものにする必要はない。頭の中に、想像があるんじゃない。創造したものがあるから、想像できる。頭の中に何かがあるんじゃなくて、つくる時に、つくることで、想像される。そう思えるようになりました。」
Life is what you create.(人生はじぶんでつくるもの)
精神とは、人間の頭の中にあるのではありません。人間の心(mind)は、人間の外側にある自然界が映し出されています。人間だけが精神的に生きているのではなく、すべての生き物がじぶんの物語をつくって生きています。精神とは、物事の関係、相互作用の連続、結びあわせるパターンのことです。じぶん中心を忘れると見える世界が変わります。
You can always see things differently.
私たちは、ずいぶん小さい頃から、人に教わったことを優先してきたようです。「問題」と聞くと「答えを出さないといけない」というふうに。でも、本当に大切なことは、問いを立てることです。問題を考えることが、基本原理。そう、私たちの日常も、じぶんに聞くことなのです。じぶんにたずねるだけで、物事はちがって見えてきます。
Am I relaxed? 身体の力を抜いた?