It may work うまくいくかも

Work(はたらく)とは「何かが動くこと」です。例えば、疲れて頭が回らないという時、workしていない、はたらいていない、と表現します。It works という表現には、意外な効用があります。それは、何かをした時に、自分の成功・失敗を語るのではなくて、相手の視点で語れることです。自分で「失敗」だと決めつけないことです。

Nothing will work unless you do.(じぶんでやらないとうまくいかない).

敬天愛人 [ものさしを変えれば、世界も生き方も変わる]

敬天愛人(天を敬い、人を愛せ)。西郷隆盛の座右の銘と言われます。 偉人の崇高な精神としてではなく、日々のじぶんを助けてくれることばになります。 自分中心のものさしを変えよ。問題の発生源は、じぶんであり、人間の世界。つまり、自分・人間のものさしです。自分を基準にして、物事を解決したり、自己を克服することはできません。

Serve others.(人のために)

じぶんという素材でつくる (3) [アーモンドとブドウ]

梅の花によく似た、アーモンドの花。ほんのりとした香りが春を知らせます。アーモンドの実を細かく擦りつぶし、そこにぶどうを浮かべたメルチェさんのアーモンドスープは絶品。「料理は組み合わせの妙。シンプルな素材ほど組み合わせで意外な味わいになる」とメルチェさんはいいます。じぶんの中の素材も組み合わせてみるだけで楽しいですよ。

Combination is a soul.(くみあわせの妙)

肉声は心の中心にある(音とイメージをつなぐもの)

声を聞くとその人のイメージが浮かびます。その人を知るとその人の声が思い出されます。記憶に刻まれると声とイメージが一体化します。別々のものをつなげるのではなく、もともとつながっています。音声とイメージが融合するところに言語が生まれ、人間は言語と共に進化してきました。肉声の中にイメージが宿り、その中に声のことばが宿ります。

Voice is the soul.(声はたましい)

愛語には驚くほどの力がある

道元禅師『正法眼蔵』は、四つの行いを説きます。布施(ふせ)見返りを求めない。愛語(あいご)やさしいことばをかける。利行(りぎょう)自分を忘れて人に尽くす。同時(どうじ)わけへだてをしない。愛語は今できます。人からかけてもらった、やさしいことばを思い出して下さい。そのことばを声にして発するのです。驚くほどの力があります。

愛語を思い出そう。(Be kind)

原理を身につける (3) 〇〇〇のやりとり

ことばは相手とのやりとり。セリフを交わすことです。ひとりで考えている時も、脳内でセリフのやりとりを演じています。そのような意識はほとんどないでしょう。身についているからです。私たちはセリフごとに話します。Helloひと言でもひとつのセリフです。ひと息の発話で思いや考えのひとまとまりの音列で表現します。これは根源的です。

原理を身につける (2) 音は「 」い。

言語は声の身体運動。空気の物理現象。そして、脳の認知プロセスです。音声は、瞬間の出来事。発生と同時に刻々と消えます。逆に言うと、ことばとは、消えゆく瞬間にすくいとり、脳内で復元するプロセスです。ふだん意識することのない、聞くという行為は、1秒の間に音列を次々に処理できることなのです。セリフを復元し、再現できることです。

原理を身につける (1) ことばは〇〇。

母語の日本語。音で身につけています。文字で覚えることもできますが、身体で身につけるのは、音。ふだん、話したり、聞いたりする身体運動は、ほとんど無意識的です。ことばは音だという根源的なことに気づきにくいのです。言語習得の基本原理は、身体で音をつくりだし、相手の音を捉え、それを脳内でイメージと結びつけられることです。

Language is sound.(言語は音)

じぶんの中にコロンブスの卵を見つける

アンドレ・マルティネが唱えた「二重文節の原理」はコロンブスの卵です。人間のことばは、音声の最小単位「音素」と、意味の最小単位「形態素」の両面で機能しています。音素という限られた数の表現を組み合わせ、無数のパターンを生み出せます。マルティネがこの事実を発見し、原理として唱えるまでそのような考え方はありませんでした。

Find your Columbus’s Eggs.(じぶんの中のコロンブスの卵を見つける)

心のB面をかけよう①(Embrace the B-side)

心の切り替えが必要だとわかっていても、なかなかできないですよね?なぜかといえば、心に切り替えスイッチはついていないからです。じぶんのふるまいで、切り替える必要があります。心の働きにはふたつあります。A面:じぶん勝手な心(ふだんは気づいていない)と、B面:じぶん勝手ではない心(A面のじぶんに気づく時)。B面をかけるには?

Embrace the B-side. (B面でいこう)