Empathemian, Shark Fin Cove, California

I am a piece of the universe.(じぶんは、ひと粒の宇宙)

波が打ち寄せてくる 膨大な数の分子が
互いに何億万と離れて 
勝手に存在しているというのに
それが一斉に白く波立つ波をつくる

それを眺める眼すら 
存在しなかった遥かな昔から 何億もの年を重ね 
今も変わりなく 波濤は岸を打ちつづける
ひとかけらの生命もない 死んだ惑星の上で
誰のため 何のため 波は寄せてくるのか?

ひとときも憩わず エネルギーにさいなまれ
太陽に亡ぼし尽くされ 宇宙に放たれる
そのたったひとかけらが 海をとどろかす

海底深く 分子はすべて 互いのパターンを繰り返す
新しく複雑なものが生まれるまで 
こうしてうまれたものはまた
自らとそっくりおなじものを 作っていく
そうしてまた新しい踊りがはじまるのだ

その大きさ複雑さを増しながら 生命あるものを 
すなわち 原子のかたまり DNA  タンパク質は
たぐいなく 複雑微妙なパターンを 踊り続ける

ゆりかごを離れ こうして今 乾いた土地に佇む私は
意識ある原子 好奇の目をもった物質だ
思惟することの驚異に打たれ 
私は海辺に立ちつくす

Stands at the sea, wonders at wondering:

I, a universe of atoms, an atom in the universe.(わたしは、原子の宇宙、宇宙の中の原子)

「このスリル、この畏怖の念、神秘さは、どんな問題について深く考えてみる時でも、必ず私たちの心を打つものです。
驚くべきことに、この原子たちはもうとっくに入れ替わってしまっているというのに、一年前に私の頭の中に起こっていたことを思い出せるのです。」

出典・参照:Richard Feynman and Ralph Leighton 「What do you care what other people think?」、リチャード・ファインマン『困ります、ファインマンさん』、以下のエンパレットなど/p>

包む世界全体が魂

共感の宇宙に生きている

おなじ空気を吸っている (We live the same air)

Fun to Imagine (3) 未来はチャンスとトライの組み合わせの妙

電気のつぶが、身にしみる時。

リチャード・ファインマン