ことば『インナースピーチ』論
ことばは人とのコミュニケーションだけではなく、思考の要です。声に出さなくても心の中で会話を思い出し、ことばを覚え、書いたり、考えながら話す時に、内なることば「インナースピーチ」(内語)を使っています。無意識的に発せられることばを含め、心の中で短いセリフを発しています。生涯を通して、1億回もの膨大な数の、心の出来事です。
エンパレットのカテゴリー Cultivate 修養
ことばは人とのコミュニケーションだけではなく、思考の要です。声に出さなくても心の中で会話を思い出し、ことばを覚え、書いたり、考えながら話す時に、内なることば「インナースピーチ」(内語)を使っています。無意識的に発せられることばを含め、心の中で短いセリフを発しています。生涯を通して、1億回もの膨大な数の、心の出来事です。
ひとつぶのエンパシームをおこせば、その中に、タネをまくことになります。ひと言をじぶんにむけて、声のセリフ(シード)をまくのです。大切なことは、そのタネの手入れをすることです。じぶんをみちびく姿勢をつくることです。じかんをかけることが、手入れになります。それは、エンパシームの中におさまる、小さな間(ま)になって現れます。
Take care of your seeds.(手入れをしよう)
「ぼんやり」には大切な働きがあります。ぼんやりと一見休んでいると思われる時にも、脳は活発に活動している。ぼんやりの中でひらめきが生まれます。気づきや創造性のカギ。ものであれ、植物であれ、相手とふれあって、心の働きを育むことです。ふだんは気づいていない、自然のいのちとふれあい、共感の心が引き出されるきっかけなのです。
We all resonate with each other. (わたしたちはみな響きあっている)
意識は、上からの命令じゃなくて、無意識から自己生成的に湧き上がってくる、いわばたくさんのドラフトが集まった、多元的な構造です。刻々と断片ストーリーができ、しかかりのドラフトが組み合わさって、じぶん自身の物語をつくっています。つまり、私たちは、しかかり素材ピースの集まり。じぶんでじぶんを創作しながら生きているのです。
Put it together.(つなぎあわせよう)
寿命の方程式:寿命は体重に正比例し、同時にエネルギー消費に反比例する。エネルギーの浪費は寿命の縮めます。休む時間。静かにする時間が、寿命を支える一部。イーグルスのドン・ヘンリーさんは歌います。「走り続けるだけじゃいけない。「Learn to be still. 静かに、じっとすることを学ぶこと。静穏を身につけること。」
Learn to be still.(じっとする、を学べ)
学習とは、中に取り込むことで、出すことは別のことだと思っていませんか。実はそうではないのです。声に出してことばを出力し、じぶんで聞くこと。それを書いて刻むこと。それを繰り返すことが「入力」になるのです。出力を写すことこそが、まなびです。「エンパシーム」は、じぶんの声ことばを、音声のまま写し、書きことばにも写します。
Learning is to reflect on what you output.(学びとはじぶんで出力してふりかえること)
Voice it out. (声に出してみよう)
ひと息の、声のリズム。それが、力を備えたことばです。意味を覚えようとしないで、声のリズムを刻むことで、ふだんは忘れていることが、思い出される。シンプルな動作と声のリズムが一体になっているから、あとになってから、記憶を復元するすごい力になるのですね。じぶんにも、声をかけてみよう。
Stillness is the way. (静穏が道をひらく)
静穏の効用とは、よく聞こえること。聴覚は、視覚と違って、オフにできません。聴覚は身を守る大切な機能。でもそのおかげで、いらないものも入ってきます。だからこそ、静穏は、じぶんでつくるもの。静かな場所で、ひとりすわり、身体の力を抜くことです。エンパシームは、「静穏の鏡」になります。本当に、鏡のように、映しだす働きをします。
フロネーシス (Phronesis)は、身をもってする体験によって培う知恵のこと。アリストテレスは、温和、親愛、正直、謙虚、勇気、共感を最も大切にしましたが、これらの徳をたばねる大きな知恵をフロネーシスと呼び、心を落ち着ける修養を説きました。特別なことをして得るのではなく、ふだんの生活で養う、プラクティスの知恵です。
Practice is wisdom.(プラクティスが知恵)