話は逆です(結果を原因と思い込むクセ)|Unlearning ①
私たちは結果を原因だと思い込み、後から理由づけしてしまうことがあります。「忙しいからできない」「勇気がないからやらない」「聞き取れればまねできる」。本当にそうでしょうか。話を逆にしてみると見えなかった原因が見えてきます。さかさまに言ってみると、いつもの見方が反転し、新鮮になる。それがUnlearningのプラクティス。
What if it’s the other way around? (話が逆だったとしたら?)
エンパレットのカテゴリー Cultivate 修養
私たちは結果を原因だと思い込み、後から理由づけしてしまうことがあります。「忙しいからできない」「勇気がないからやらない」「聞き取れればまねできる」。本当にそうでしょうか。話を逆にしてみると見えなかった原因が見えてきます。さかさまに言ってみると、いつもの見方が反転し、新鮮になる。それがUnlearningのプラクティス。
What if it’s the other way around? (話が逆だったとしたら?)
自転車は、最初から乗れたわけではありません。少し進む。もう一回やる。さっきより少し長く進む。まだできない。でも、できそうな気がする。予測ではなく、予感です。その予感が次のプラクティスを生み、手応えがまた思いを育てます。Aspirationとは、はじめからある思いではなく、やりながら内側に育っていくものです。
Aspiration grows from within. (思いは内側から育つ)
習い事を始めようとしても続かないのは、なぜ?意志が弱いから?やる気が足りないから?ちがいます。実はもっと単純な理由があります。やらなくても、困らないからです。人間は、必要になったものだけを身につけます。まず、声に出すことです。声に出すことで必要になるのです。必要だからやるのではありません。続けるから必要になるのです。
You don’t learn to swim if you never get in the water.(水に入らないでもよい人は、泳ぎを覚えない)
答えを教えてください。私たちは、このことばを毎日のように使っています。検索する。AIにたずねる。おすすめを探す。問題は答えを得ることではありません。外に正解を求める習慣が身についてしまうことです。脳はくり返したことを学びます。「トライできない人間になる」練習をしているのです。あなたは、誰にも答えを聞かずにいられますか。
Aspiration is self-agency. (ねがいは、じぶんでする行為)
最大の未知は、じぶんです。脳には自分とじぶんの役割分担があります。自分はじぶんをよく知りません。でも、じぶんを手入れする役割を担っているのは自分です。その自分を育てるのは、じぶん。じぶんがくりかえし発する声が自分を育てます。それが自覚です。声に発する行為が、内側から生まれるAspiration(抱負)になります。
Aspiration comes from within. (ねがいは、声の自発から)
英語が話せない・聞き取れない。世の中は「○○が足りないから、これをやれ」と解決策を次々に示します。しかし、ことばはリアルタイムの音声認知・再現力が土台。そもそもの問題は、その土台をじぶんで育てるプラクティスのしくみがないことです。結果は外から取り入れられません。変化を生む原因を、じぶんの内側につくる必要があります。
First Things First.(まず、土台から)
草木は、風が吹いた時に身体をしなやかにさせています。風を止めることはできません。人間もおなじです。ストレスをなくすことはできません。だから大切なのは崩れないことではなく、戻れるじぶんを育てること。ことば、呼吸、姿勢──毎日のプラクティスが、いつものじぶんをつくります。心の手入れとは、毎日戻る場所を育てることなのです。
Nurture your resilient mind.(しなやかな心を育てる)
「プレッシャーに負けた」ということばを、よく耳にします。でも、プレッシャーの中で現れるのは、特別なじぶんではなく、いつものじぶんです。プレッシャーが原因だと思うと、「もっとがんばれ」「ここで力を出せ」とじぶんを追い込みます。プレッシャーの中で必要なのは、特別なじぶんになることではなく、いつものじぶんに戻ることです。
Resilience. You need your everyday self to return to.(回復力ー戻る先は、いつものじぶん)
飛行機は、翼があるだけでは飛べません。前へ進み、空気の流れをつくって、初めて揚力が生まれます。学びも、同じです。やり方を知っているだけでは、まだ何も起きていません。声に出し、その声を受け取り、また声にする。出したものが入り、入ったものがまた出る。この再帰を、毎日くり返すこと。それだけが、上達を運ぶ、唯一の道なのです。
Daily recursion is the law of progress.(毎日の再帰が、上達の法則)
歩ける前に走ることはできません。立つ前に歩けません。何事も順序があります。私たちは母の胎内にいる時から音を聞き、生まれた時には、まだ目も身体も十分には使えなくても、耳はすでに働いています。人生は「耳のことば」から始まります。声を聞き、リズムを身につけ、まねて、じぶんでも言えるようになる。その順序の中で、人は成長します。
You can’t run before you can walk.(歩ける前に走れない).