共感の精錬 (11) サイエンス/アート/フィロソフィーをプラクティスに結いあわす

現代の文明社会をよりよく生きる手がかりは、すべての人の「じぶん」の中にある。きっかけは、思いが精錬され、実感に変わる時である。じぶんを資源として、きっかけは後から遡ってできる。その縁をもとにして新しい源泉ができる。ひとりのじぶんが資源になり、素材になり、未知の可能性になるという循環の回路をみんなでともに歩むことができる。

共感の精錬 (5) 丹生のみちへのタイムカプセル

カリフォルニアは日本列島に似ている。火山があり、温泉があり、鉱脈がある。古い大地の活動で熱水鉱床のあった大地。中央構造線は断層である。断層にそって水銀鉱床が見つかった。サンタクルス山脈も、サンアンドレス断層とよぶ、カリフォルニアを貫く大地の裂け目に沿って走っている。断層はかつて、熱水によって鉱脈ができたの証でもある。

ふしぎのおかげ(It’s wondrous.)

「おどろきは、知ることのはじまり。」ソクラテスのことば。(書物を残さなかったソクラテスのことばは、プラトンによって残されたものなので、プラトンのことばでもあります。)おどろくとは、ふしぎにふれること。身のまわりに、たくさんあります。静かに心をひらけば、自然にやってきます。近づき、ふれて、じぶんと結びつけてみることです。

Things are wondrous. You don’t have to wonder.(世界はふしぎ。無理しておどろかなくても)