Woman with dark hair in a white blouse sits at a wooden desk by a sunlit window, writing in a notebook with a desk lamp nearby.

おかげさまです(自分だけが原因だと思い込むクセ)|Unlearning ⑤

私たちは、何かができるとその原因をじぶんの意志や能力、努力に求めがちです。でも、行為はじぶんだけで生まれません。環境が行為を可能にする「アフォーダンス」に目を向けることです。「おかげさま」と声に出せば、じぶんだけが原因という見方を外し、あたりまえで見えなくなっているものに気づけます。見方を切り替えるプラクティスです。

What made it possible?(何のおかげ?)

Hands hold a metal bucket with holes along the bottom as water pours out in thin streams onto a gravel path.

引き算せよ(足りないから足すと思い込むクセ)|Unlearning ④

うまくいかないと「まだ足りない」と思い、もっとやろうとする。でも、原因は不足ではなく、すでにある邪魔かもしれない。見えないボトルネックや、くり返しているクセに気づき、ひとつずつ減らしていく。足す前に引いてみる。減らすことで本来の力が働き、ゆとりや可能性が生まれてくる。じぶんの中に余白もできる。Less is more.

Less is more.(減らすことで、得られる)

A girl studies a shelf of jars labeled with self-improvement traits in Japanese, including habit formation, persistence, success, learning, mental strength, concentration, talent, willpower, and happiness.

〇〇なんてものはない(概念を実体だと思い込むクセ)|Unlearning ③

成功、習得、継続、習慣。ことばで名前をつけると、実体のないものも、ひとつの「もの」のように見えてきます。ことばは、そこにないものまで語れる人間の力です。だからこそ、名前と実際に起きていることを取り違えないこと。それはどういう状態か、実際に何をしたのかと問い直し、概念を実体と思い込むクセをUnlearningします。

There is no such thing. (そんなものはない)

Two young boys stand at a wooden counter in a shop, one explaining to the other near empty shelves.

答えは内側にある(答えを外に探すクセ)|Unlearning ②

教材やレッスンは買えても、能力は外から買えません。じぶんの内側に育つものです。それなのに、私たちは答えを外に、しかも先に求めがちです。じぶんで考え、やってみて、確かめる。そのプロセスからじぶんの答えが生まれます。答えは先にもらうものではなく、内側につくる。「答えは外」「先に聞くと得」という暗黙の前提を取り外しましょう。

No can practice for you.(だれも、じぶんの代わりに練習できない)

Portrait of a young boy with dark hair, looking pensive, arms crossed in front forming an X with his fingers, against a red and green background.

話は逆です(結果を原因と思い込むクセ)|Unlearning ①

私たちは結果を原因だと思い込み、後から理由づけしてしまうことがあります。「忙しいからできない」「勇気がないからやらない」「聞き取れればまねできる」。本当にそうでしょうか。話を逆にしてみると見えなかった原因が見えてきます。さかさまに言ってみると、いつもの見方が反転し、新鮮になる。それがUnlearningのプラクティス。

What if it’s the other way around? (話が逆だったとしたら?)

Boy in an orange shirt wearing a helmet rides a small black bike with training wheels on a suburban street.

できそう、という予感|Aspiration ④

自転車は、最初から乗れたわけではありません。少し進む。もう一回やる。さっきより少し長く進む。まだできない。でも、できそうな気がする。予測ではなく、予感です。その予感が次のプラクティスを生み、手応えがまた思いを育てます。Aspirationとは、はじめからある思いではなく、やりながら内側に育っていくものです。

Aspiration grows from within. (思いは内側から育つ)

On a sunny beach, a boy relaxes under an umbrella with toys while another boy swims in the sparkling blue sea.

「やらなくても困らない」が、いちばんの壁|Aspiration ③

習い事を始めようとしても続かないのは、なぜ?意志が弱いから?やる気が足りないから?ちがいます。実はもっと単純な理由があります。やらなくても、困らないからです。人間は、必要になったものだけを身につけます。まず、声に出すことです。声に出すことで必要になるのです。必要だからやるのではありません。続けるから必要になるのです。

You don’t learn to swim if you never get in the water.(水に入らないでもよい人は、泳ぎを覚えない)

「正解を教えて」依存症|Aspiration ②

答えを教えてください。私たちは、このことばを毎日のように使っています。検索する。AIにたずねる。おすすめを探す。問題は答えを得ることではありません。外に正解を求める習慣が身についてしまうことです。脳はくり返したことを学びます。「トライできない人間になる」練習をしているのです。あなたは、誰にも答えを聞かずにいられますか。

Aspiration is self-agency. (ねがいは、じぶんでする行為)

じぶんこそ、最大の未知|Aspiration ①

最大の未知は、じぶんです。脳には自分とじぶんの役割分担があります。自分はじぶんをよく知りません。でも、じぶんを手入れする役割を担っているのは自分です。その自分を育てるのは、じぶん。じぶんがくりかえし発する声が自分を育てます。それが自覚です。声に発する行為が、内側から生まれるAspiration(抱負)になります。

Aspiration comes from within. (ねがいは、声の自発から)

蓄音機と人間の不思議③|声音がタイムマシン

写真は光を残します。音は記録した振動をもう一度空気の波に戻して、はじめて声音としてよみがえります。100年前の声が、いま私たちの身体を震わせる。人の記憶も同じです。語ることで場所、人、気持ち、ことばが結び直され、過ぎた時間がいまに現れます。声とコンテクストを残すこと。それは未来からたどれるタイムマシンをつくることです。

Voice brings time back.(声音はタイムマシン)