〇〇なんてものはない(概念を実体だと思い込むクセ)|Unlearning ③
成功、習得、継続、習慣。ことばで名前をつけると、実体のないものも、ひとつの「もの」のように見えてきます。ことばは、そこにないものまで語れる人間の力です。だからこそ、名前と実際に起きていることを取り違えないこと。それはどういう状態か、実際に何をしたのかと問い直し、概念を実体と思い込むクセをUnlearningします。
There is no such thing. (そんなものはない)
成功、習得、継続、習慣。ことばで名前をつけると、実体のないものも、ひとつの「もの」のように見えてきます。ことばは、そこにないものまで語れる人間の力です。だからこそ、名前と実際に起きていることを取り違えないこと。それはどういう状態か、実際に何をしたのかと問い直し、概念を実体と思い込むクセをUnlearningします。
There is no such thing. (そんなものはない)
教材やレッスンは買えても、能力は外から買えません。じぶんの内側に育つものです。それなのに、私たちは答えを外に、しかも先に求めがちです。じぶんで考え、やってみて、確かめる。そのプロセスからじぶんの答えが生まれます。答えは先にもらうものではなく、内側につくる。「答えは外」「先に聞くと得」という暗黙の前提を取り外しましょう。
No can practice for you.(だれも、じぶんの代わりに練習できない)
私たちは結果を原因だと思い込み、後から理由づけしてしまうことがあります。「忙しいからできない」「勇気がないからやらない」「聞き取れればまねできる」。本当にそうでしょうか。話を逆にしてみると見えなかった原因が見えてきます。さかさまに言ってみると、いつもの見方が反転し、新鮮になる。それがUnlearningのプラクティス。
What if it’s the other way around? (話が逆だったとしたら?)
自転車は、最初から乗れたわけではありません。少し進む。もう一回やる。さっきより少し長く進む。まだできない。でも、できそうな気がする。予測ではなく、予感です。その予感が次のプラクティスを生み、手応えがまた思いを育てます。Aspirationとは、はじめからある思いではなく、やりながら内側に育っていくものです。
Aspiration grows from within. (思いは内側から育つ)
習い事を始めようとしても続かないのは、なぜ?意志が弱いから?やる気が足りないから?ちがいます。実はもっと単純な理由があります。やらなくても、困らないからです。人間は、必要になったものだけを身につけます。まず、声に出すことです。声に出すことで必要になるのです。必要だからやるのではありません。続けるから必要になるのです。
You don’t learn to swim if you never get in the water.(水に入らないでもよい人は、泳ぎを覚えない)
答えを教えてください。私たちは、このことばを毎日のように使っています。検索する。AIにたずねる。おすすめを探す。問題は答えを得ることではありません。外に正解を求める習慣が身についてしまうことです。脳はくり返したことを学びます。「トライできない人間になる」練習をしているのです。あなたは、誰にも答えを聞かずにいられますか。
Aspiration is self-agency. (ねがいは、じぶんでする行為)
最大の未知は、じぶんです。脳には自分とじぶんの役割分担があります。自分はじぶんをよく知りません。でも、じぶんを手入れする役割を担っているのは自分です。その自分を育てるのは、じぶん。じぶんがくりかえし発する声が自分を育てます。それが自覚です。声に発する行為が、内側から生まれるAspiration(抱負)になります。
Aspiration comes from within. (ねがいは、声の自発から)
写真は光を残します。音は記録した振動をもう一度空気の波に戻して、はじめて声音としてよみがえります。100年前の声が、いま私たちの身体を震わせる。人の記憶も同じです。語ることで場所、人、気持ち、ことばが結び直され、過ぎた時間がいまに現れます。声とコンテクストを残すこと。それは未来からたどれるタイムマシンをつくることです。
Voice brings time back.(声音はタイムマシン)
「プレッシャーに負けた」ということばを、よく耳にします。でも、プレッシャーの中で現れるのは、特別なじぶんではなく、いつものじぶんです。プレッシャーが原因だと思うと、「もっとがんばれ」「ここで力を出せ」とじぶんを追い込みます。プレッシャーの中で必要なのは、特別なじぶんになることではなく、いつものじぶんに戻ることです。
Resilience. You need your everyday self to return to.(回復力ー戻る先は、いつものじぶん)
敗北のあと、「相手が強かった」「経験不足だった」と結果を説明します。けれど、次を変える原因は、試合の前、プラクティスにあります。敗者になるとは、自分を責めることではなく、今までのプラクティスでは届かなかったと引き受けること。そこから、いつものプラクティスに戻り、また挑戦する。続けているかぎり、敗者のままではありません
Embrace defeat. Return to your practice.(敗北を受け入れ、プラクティスに戻れ)