
Try it the other way around.(さかさまにやってみよう)
「① くるくる反転」では、(実はリンゴではなく、キウイの皮でしたが)くるくると巻いた皮が、途中反転している様子を語りました。
このくるくるは、「じぶんの姿を映す鏡」だと言いました。ふだんの考え方の枠組みに気づく、きっかけになる、という意味です。
今日は、グーグル・アース(Google Earth)で少しあそんでみましょう。(*注1)
いま、宇宙空間を漂っています。北極の上からながめるか、南極の上から地球をながめるか。
挿絵の写真、どこだかわかりますか?
地球の北と南をさかさまにして、横からながめています。日本列島がさかさまになっています。
さかさまにしてみて、はじめて気づくことがあります。
それは、「ふだんは意識せずに、方角のルールに従って眺めている」ということです。
東西南北の方角は、私たち人間のルールです。そのように見るという、見方の「フレーム」を身につけているのです。(注2)
さかさまにしてみると新鮮な驚きがありますね。見方を変える「きっかけ」になります。何のきっかけもなしに、身についてしまっているクセや習慣に気づくことは、ありません。
あなたは「きっかけがあっても、一度ついた習慣は、なかなか変えられないよ」と思いますか?
それとも、地図をさかさまにみるように、ものの見方は簡単に変えられる、と思いますか?
おそらく、どちらでもありません。
「習慣は変えにくい」と思うクセがついていると、慣れてしまえば意外にも変えられることが、変えづらくなります。実際、やってみて、しばらく続けているうちに、慣れてきます。
一方、地図をさかさまにするように、見方を変えたつもりでも、気づかないうちにフレームになっていたじぶん自身の姿勢は、何も変わらないかもしれません。
「こうしたら、どうなる」といった答えがすぐに得られると、気づかぬうちに考えていることが、ひとつの強力なフレームです。
さかさまの地図は、ひとつのきっかけです。
まず、試してみることです。さかさまを試してみると、「決めてつけてしまっているかもしれない」じぶんに気づく可能性が、ぐんと増えます。
You can always try it the other around.(いつだって、さかさまにしてみることができるよ)
That’s the key to unlearning.(気づきのドアをあけるカギ)(*注3)
作(文・挿絵・声にすることば):坂口立考
出典・参照:以下のエンパレットなど
(*注1) Google Earthは、グーグル社のデジタル地球儀。パソコン上で、想像の空を飛べるアプリケーションです。
「チャンスはいくらでもある」に、別のアプリケーション事例を掲載しています。
(*注2)フレーム(frame) とは、ものごとの捉え方、考えの枠組みとなるもの。私たちは、気づかないうちに、ある特定の見方をしています。
「合理的に考える」時でも、何かのより所に従っていますが、習慣化していて、目には見えないものです。
「「ダメ・ちゃんと・はやく」の代わりに言おう」にフレーミングの話を掲載しています。
(*注3)unlearn ということばは、見えていなかったじぶんのフレームに気づくこと。習慣を変える学びを意味します。
