記憶のサイエンスとプラクティス ② ことばをとどめるには?

記憶を定着させるには?どうしたらしっかりと定着するように覚えられるのか。だれでも経験的に知っているヒントがあります。それは「忘れやすい・定着しづらい」方法を知ることです。記憶のしくみ・手順や道筋を無視すると、忘れやすく定着しづらくなります。失敗を避ける一方で、ムリ・ムダ・ムラの多いやり方をしているじぶんに気づくこと。

Things that stay make your self.(とどまるものが、じぶん)

英語耳°獲得のプラクティス|Recursion⑦ セリフをいつも口ずさむ(Internalize)

プラクティスで声にしたセリフを、その場だけで終わらせません。歩きながら、電車を待ちながら、ふと思い出して口ずさむ。何も見ず、聞かず、自分から声にする回数を増やし、覚えていることばを自然に出てくることばへ変える。日常の中で反復し、じぶんのものにします。場面やリズムごと取り出し、考えなくても口から出ることばへ変えていきます。

記憶のサイエンスとプラクティス ① ことばを覚えるには?

記憶のサイエンス。脳科学や心理学の研究成果による有益な知見がたくさんあります。それらをもっとじぶん自身の学習に役立てるには?本を読んだだけでは何も起きません。どのようにプラクティス(実践)するのかについて、しっかりした手助けがいります。いつものように、のび太とドラえもんの対話形式に図解をまじえ、4回シリーズのお話です。

You are all you remember.(じぶんとは、思い出すことのすべて)

英語耳°獲得のプラクティス|Recursion⑥ スローにして比較する(Contrast)

気づくとはどういうことか?それは、違いを見つけること。お手本とじぶんの声、前のじぶんと今のじぶんを何度も聞き比べるから、違いや変化に気づけます。気づけない違いは、スローにして時間を広げ、小さなズレを捉える。聞き直し、比べ、書き、もう一度声にする。気づけないじぶんを助けながら、自分で気づき、直せるプラクティスを育てます。

Listen to your voice. Slow it down. (じぶんを聞き直す。じっくりと)

英語耳°獲得のプラクティス|Recursion⑤ 文字ではなく、場面を思い出す(Recall)

文字で覚えた英語には、日本語の音のしくみでつくったFAKE音が結びついています。文字に戻らず、手本で聞いた実音を思い出す。そのために、相手の表情や動き、情景を思い浮かべます。場面と意味と音を結び、手本なしで想起して、すぐ声に出す。英語耳°トレイルは、思い出すこと自体をくり返し、必要な瞬間に音を呼び起こす力を育てます。

Recall the scene. (場面を思い出す)

習慣:いちばん肝心なこと ④ 「あたりまえ」をやめる

「しようと思っていることができない」ことの裏側には「しないでいいこと」をやっているじぶん自身の姿があります。しないでいいことに、気がつかないままでいるのです。それは、何でも手に入れること、じぶんが得をしようとすることが「あたりまえの心」になっていて、それに慣れすぎているからです。気づくためのプラクティスが必要です。

英語耳°獲得のプラクティス|Recursion④ 秒内の瞬発力を鍛える(Process)

ことばは、考えてから処理するのでは間に合いません。聞こえた音を認知し、記憶から取り出し、声にして再現するまでを秒内で行う。短いセリフに時間制約をかけて反復し、時間をかければできることを、その場で瞬時にできる処理へ変えていきます。聞く、取り出す、声にする。その一連の動きを短時間で何度も回し、会話で使える瞬発力を鍛えます。

Process it with intensity. (処理力を鍛える)

英語耳°獲得のプラクティス|Recursion③ ビートにあわせて音を縮める(Beat)

ビートとは、音を等間隔に刻む時間単位です。英語は、ストレスから次のストレスまでの時間にあわせて、間の音を短くし、弱め、つなぎ、ときには端折ります。手本の音の長短を聞き、日本語のように一つひとつの音を均等に並べず、ビートの時間枠に収めてセリフ全体をまねる。速すぎて聞こえない音の正体を、耳と声でつかむプラクティスです。

Fit to the beat. (ビートに乗せて言う)

英語耳°獲得のプラクティス|Recursion② チャンクに分けてつなげる(Chunk)

英語の音は、単語ごとにはっきり区切られず、短くつながったまとまり「チャンク」として流れます。文字の区切りに縛られず、聞こえた音のまとまりを小さく分けてまね、またつなげる。それをくりかえすことで、知っている単語と実際に耳に入る音のギャップに気づきます。単語をひとつずつ読むのではなく、音の長さやつながりごとに声に出すこと。

Chunk the sound. (音をまとまりにする)

原理を身につける (1) ことばは〇〇。

母語の日本語。音で身につけています。文字で覚えることもできますが、身体で身につけるのは、音。ふだん、話したり、聞いたりする身体運動は、ほとんど無意識的です。ことばは音だという根源的なことに気づきにくいのです。言語習得の基本原理は、身体で音をつくりだし、相手の音を捉え、それを脳内でイメージと結びつけられることです。

Language is sound.(言語は音)